レセプト請求システム、「1か所改修は全体改修と同じ」 ─ 厚労省 コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年07月04日 16:30

 「1か所を改修することは全体を改修することと同じ」─。DPC(入院費の定額払い方式)を導入している病院が診療報酬を請求する際に提出するデータが来年4月から変更される。これに伴い、レセプト(診療報酬明細書)の電算処理システムなどを改修する必要があるため、「システム改修は少ない方がいい」と求める声も出ているが、厚生労働省の担当者は「思い切った大きな改修をしても手間としては同じだろう」と理解を求めている。(新井裕充)

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コメント

DPCのルールが1か所でも変更されればシステム改修が必要なことは間違いありません。しかし変更が大きければ投入すべきSE(コンピュータプログラム技術者)の労力が大きくなることは当たり前のことで、医療機関はその分たくさんのシステム改修費を払わなければなりません。特定機能病院用のシステム改修に1軒500万円かかったとすると、200軒では10億円が必要ということになります。それは医療に使ったお金ではないのに、医療費として出ていきます。
わが国の医療を良いものにするための改訂なら仕方ありませんが、大きな問題がないのであればできるだけ改訂せずに、医療費は国民の命を救うために使ってほしいものです。

>DPCのルールが1か所でも変更されればシステム改修が必要なことは間違いありません。しかし変更が大きければ投入すべきSE(コンピュータプログラム技術者)の労力が大きくなることは当たり前のことで、医療機関はその分たくさんのシステム改修費を払わなければなりません。特定機能病院用のシステム改修に1軒500万円かかったとすると、200軒では10億円が必要ということになります。それは医療に使ったお金ではないのに、医療費として出ていきます。

これを読んでふと思いついた。

(1)最新の診療報酬の処置と点数のデータをサーバに置いておいて常にアップデートや外部からの改ざんチェックを行って維持管理し、
(2)医療機関側のPCからは、このサーバの点数データを参照ないし時々ダウンロードする

このようなやり方をすれば毎回の診療報酬改定毎にシステム改修のためだけに500万もかけなくて済むのか。

割と簡単な技術で実現できると思うが、それをやると医事会計ソフト開発の旨味がなくなるので、データ漏洩の危険性などを挙げて敢えてやらないなんて話もあるのかも知れない。

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