ポリオ アジア拡大の危険―未接種が一番危険!ですが・・・。

投稿者: 堀米香奈子 | 投稿日時: 2011年09月21日 14:11

皆さんすでにお聞き及びかと思いますが、パキスタンでまん延しているポリオウイルスが中国で感染を拡大、アジア各地にも広がるリスクが「高い」としてWHO警戒を呼び掛けています。

ポリオ感染、中国で確認=パキスタンから拡大の恐れ―WHO
時事通信 9月21日(水)7時11分配信

リンクが切れる前に、短い記事ですので全文を引用させていただきます。

【ジュネーブ時事】世界保健機関(WHO)は20日、小児まひを引き起こすポリオの感染が中国で見つかったと発表した。パキスタンでまん延しているウイルスと遺伝子が同じで、同国が感染源の可能性があると指摘。アジア各地にも広がるリスクが「高い」として警戒を呼び掛けている。
 ロイター通信によると、中国ではこれまでに子ども6人を含む計9人の感染例を確認。すべてのケースが新疆ウイグル自治区ホータンで見つかった。同国でのポリオ感染例は1999年以来という。 

なお、WHOが昨日出した警告(原文)はこちら


秋のポリオ予防接種シーズンにまさに突入したこの時期に、なんというタイミングでしょうか!生ワクチンによる麻痺を恐れて接種控えが広がっていますが、きちんと不活化ワクチンで対策を講じなければ、中国からウイルスが輸入される危険も出てきました。パキスタン等と比べて中国は交流もより盛んですから、遠い国のこととうかうかしていられなくなってきた、ということですよね。


とにかく単なる接種控え(不活化ワクチンの定期接種化まで何もせずに様子見)はまずい、ということ。しかし、国内の不活化ワクチンが足りていない現状では、ますますお母さんたちは厳しい選択を迫られることになります。この報道をきっかけに、生ワクチンの接種率は回復するでしょうか??それもやっぱり皮肉な気がします。生ワクチンの万が一の危険を知りながら、子供に接種させるしかないのでしょうか。そして毎年必ずワクチン麻痺が出ているという事実が繰り返されるのか・・・。


この報道を受けて、10月の検討会で何か動きが出ないでしょうか。それとも滑り込みで生ワク接種率が回復して、危機感が薄れてしまうことになるのか(これに関しては、私は今日の報道のレベルでは、まだ接種率回復のきっかけには足りないと踏んでいますが)・・・。いずれにしても、これからも海外の動きと国内の動き、両方にアンテナを立てておく必要がありあそうです。

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