花粉症 異考 |
|
投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年07月13日 22:34 |
先ほどまで、本ブログの執筆者でもある亀井眞樹先生が
医学生たちに招かれて行った漢方講座 を聴講してきた。
とても面白く、目からウロコがボロボロ落ちた。
皆さん、「臨床」「Clinic」の語源を知ってますか?
ここで書きたいところだが
いずれご本人が書かれると思うので楽しみにしていてほしい。
さて、午前中は
東京・有明で開幕した「東京おもちゃショー」へ行ってきた。
ロハス・メディカルのキャラクターであるプレイモービルがらみで
ちょっと用事があったからだ。
用事を済ませたあと
せっかくだから会場をグルっと廻ってみた。
興味をそそられるモノはそれほど多くなかったが
木製玩具専門のブースが2つあって
LOHASがらみで気になったので、ちょっと話を聴いてみた。
一軒目は、「シベリアの白樺を内モンゴルの工場で生産させている」
二件目は、「北欧のブナをデンマークの工場で生産させている」
ともに「デザインは日本」だ、という。
どうやら外国材を使っている方が国産材を使うより
イメージが良いらしい。
おもちゃよお前もか、と思った。
国内の年間森林蓄積量700万立方メートルのうち
利用されているのが2割ほど。
国内で使用されている木材が年間900万立方メートルだそうなので
国産材を使わずに立ち枯れさせる一方で
大量の輸入材を使っていることになる。
ただし、恐らくご存じと思うが
国内の山林は戦後に植林された杉・ヒノキが多い。
杉・ヒノキは伸び縮みする(反る)うえに割れやすいので
家具や玩具には向かないらしい。
だから外材を使うのは当然と言えば当然だ。
でも日本の山が今後も杉・ヒノキでなければならない理由はないし
建材に使うなら杉・ヒノキはとても良い。
しばらくの間、国産の杉・ヒノキを喜んで使う人がいれば
無理なく広葉樹林への植え替えができる。
それは花粉症の人にとっても朗報だろう。
何かできることはないだろうか。