建前 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年08月29日 15:33 |
昨日、非常にお世話になっている
ある院長の先生から
9月号のコラムの内容について抗議を受けた。
詳細は述べないが
論旨をかいつまんで言うと
「書いてあることは建前としては正しいけれど
本当にその通り杓子定規に運用されたら病院はやって行けない。
病院の中に置く冊子だから
記事をタテに患者さんから責められたら、本当に困ってしまう」。
ロハス・メディカルは建前を本音ベースで読み下しているが故に
「分かりやすい」と皆様に評価していただけていると自負している。
それなのに、このような抗議を受け、恥じ入るばかりだ。
反省すると同時に改めて思った。
先の堀病院の件にも共通するが
「理屈としては正しいけれど、それでは現場が回らない」ことが
医療の世界で多すぎないだろうか。
この本音と建前のギャップを埋めていかないと
最後の最後にとんでもないしっぺ返しを食らいそうな気がする。
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コメント
全くその通りだと思います。しかも、最後の最後に行き着く前にかなりの犠牲をはらうことになります。
また、歯科業界も同じような現象が起こって久しいです。まことに残念です。
この本音と建前のギャップを埋めることができうるのは、他ならない患者さん自身ではないでしょうか。
>匿名希望様
最終的に厚生行政を動かす必要があると思います。
遠いようでも一番確実なのは
患者さん自身が声を挙げることでしょうね。
でも、今はまだ情報が足りなすぎですね。
私たちも、どんどん情報発信していきますので
もし何か具体的にお困りのことがあるなら
お知らせください。
お返事ありがとうございます。
実は母の病院への付添いで貴誌「ロハス・メディカル」を知りました。そしてこのブログにたどり着いた次第です。
まだ拝見して間もないですが、これからも患者さんに届くような情報発信期待しています!
>匿名希望様
ありがとうございます。
今後とも、ぜひご意見・ご要望をお聞かせください。
よろしくお願いします。