福島県立大野病院事件第二回公判(1)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2007年02月23日 20:43

前回はあえなく撃沈しましたが
懲りずに本日も福島まで行って参りました。


で、今度はきちんと傍聴してきました。
ご報告すべきことが多いので順を追って書いていきます。


記者時代の経験から言うと
第二回公判は、かなり倍率が下がるもの。
かなり静かになっているに違いない。
と思って8時50分に地裁に着いたところ
意外にもテレビカメラが5台並んでいる。
さらに庁舎裏駐車場には傍聴券を求める人が50人以上。
この時間での倍率は前回とほぼ同じなので、ちょっと焦る。


と、思うまもなく小雨がぱらついて来て
裁判所の職員が
「先に整理券を配ってしまって、中でお待ちいただきます」。
外でただ突っ立っているのは正直苦痛なので、ありがたい。
その代わり、全体が見渡せなくなって
人数がどれだけ増えたのか分からない。
少し不安な気持ちで待つこと約20分。
今回は23席に対して120人が集まったということを知る。
前回はマスコミが動員したと思われる集団が
最後の10分くらいに駆け込みで増えたけれど
今回はそれがなかったので、この程度の数で済んだようだ。
下がったとはいえ、依然5倍以上の狭き門。
しかし今回はツイていた。
私は外れたが、グループ全体では4枚取れたのだ。


差し替えてもらって
記者2年目以来、久々に裁判所の傍聴席に座る。
3階の1号法廷。4列目。
こんなに廷内が遠くて見づらかったかなあと最初に感じた。
記者の時は最前列で見られるのが当たり前だったからか
視力が悪くなったのか。


傍聴席に入ったところで
冒頭2分テレビカメラとスチールカメラ1台ずつの代表撮影が入る。
「こんな映像、本当に使うのか?」と思いつつも眺めると
スチール撮影の若い記者のカメラを持つ手が震えている。
多分、幹事社で行きがかり上やっているだけなんだろう。
少し微笑ましく感じてしまった。


というわけで
いよいよ開廷。
<つづく!!>

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コメント

早朝から、遠路出向かわれた甲斐あってよかったですね。
悪天候の中、お疲れ様でした。

続報、楽しみにしております。

>真木様
ありがとうございます。
書き始めると止まらない感じですが、今日中にメドをつけようと思っています。

↓から抜粋
http://kazu-dai.cocolog-nifty.com/blog/

法廷の右奥に70インチはあろうかというモニタがあり
プロジェクタも用意されていたが臓器写真は人権に配慮してか
モニタに示されなかった。
この措置は「真実を明らかにしてほしい」という患者遺族の強
い要望に反し
重要な証拠を傍聴人から隠すものだ 傍聴人には医師も多数い

公表することでより正確な事実評価が得られる期待がおおいに
ある
遺族におかれては証拠を傍聴人から隠さないように
検察および裁判所に対して要望を出していただきたい

>いのげ様
コメントありがとうございます。
ご指摘のようなことには
全く思い至りませんでしたが
ごもっともと存じます。

いのげ先生の、傍聴記を掲載させたいただいていますが、上記いのげ先生のご主張には賛成しかねます。
 刑事事件の真相を明らかにするのは、裁判所の仕事です。傍聴者が事実評価をすることよりも、遺族や亡くなった方の権利が尊重されるべきだと私は思います。

上記のわたくしのコメントは遺族の権利を尊重しております
裁判所や検察へ要望を出すも出さないも遺族の権利であり
私のコメントは権利を持つ人への要望にすぎません

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