ADR

投稿者: | 投稿日時: 2007年05月05日 15:56

スカイパーフェクTV!で放送中の「黒岩祐治のメディカルリポート」
5月放送回は、川口さんも勉強していると以前このブログに書いていた、
「医療ADR(裁判外紛争解決)」を取り上げます。

スタジオのゲストは、
早稲田大学法務研究科の和田仁孝教授と、
院内ADRをおこなっている病院のメディエーター(仲裁者)の看護師さん、
の予定。

今日は、10日のスタジオ収録を前に、取材VTRの試写と打ち合わせでした。

VTRでは、メディエーターが、当事者の患者や医師とやりとりしている様子が取材されています。
ほんの一部が映し出されただけでもわかる、
メディエーターの発言の、歯切れのよさ!わかりやすさ!誠意!!
脱帽です。

問題の大小に関わらず、(ちっちゃなこととでも)医療や医師に不信感を持つときって、
その歯切れの悪さや、専門用語の乱発や、逆切れぶりに腹が立つものです。
まだ問題が小さな芽であるうちに、こういう専門職(専門の立場の人)が介入してくれれば、
たしかに訴訟までいかないこともたくさんあるだろうなーと、思いました。
医療紛争は、必ずしも医療ミスや事故だけが原因ではないものも多いといいます。
説明不足や誤解によるものがきちんと解決されれば、
「いつ、誰に、何で、訴えられるかわからない」という、
医療者が萎縮するほどの必要以上のリスクを軽減することもできるはずです。
医療者の努力ももちろん必須だけれど、
メディエーターという専門職の介入も大切かつ必要だとつくづく思いました。

そんな見入ってしまうようなVTRだったので、スタジオでの討論が楽しみです。

ちなみに、番組をご覧になりたい方は、
スカイパーフェクTV!医療福祉チャンネル774までお問い合わせください。

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