一病~リウマチ~息災徒然ノート 2

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年08月02日 22:55

発病2

夫が在外研究を終えて帰国後、
1995年の初春には痛みが増し、膝に水がたまり、
近隣の整形外科医に通って膝の水を抜いたり、電気治療をしました。

それでも痛みはひどくなるばかりで、
膝から足首、肩、顎、手首や手の指まで広がってどんどん腫れてきました。
機内座席の肘に挟んだ、右手人差し指の第二関節とちょうど反対側の左手の同じ箇所が、腫れあがって痛むのは不気味でした。

症状が悪くなる一方で、
堪り兼ね、職場近くの別の整形外科医に診てもらいました。

ここで初めて

「リウマチかもしれない」

と言われました。

一番新しくて副作用が少ない痛み止めだからと処方されたのは、

消炎鎮痛剤のロキソニン

(胃薬は処方されませんでした。当時はそれを疑問に感じる知識もありませんでした)

一日朝夕食後2回服用するようにとのことでしたが、
それでも痛むなら3回飲むしかないね、
という対応でした。

何?リウマチ?それって高齢の人がかかる病気でしょ?
まだ私は30歳を過ぎたばかりなのに・・なんで?

そんな怒りにも近い感情が渦巻くだけで、
その足で本屋に立ち寄って、
リウマチという単語が表題に含まれる書物を三冊買って読みました。


季節は春の陽気に向かうのに、
日中はロキソニンで痛みを抑えても、
未明に毛布やタオルケットの重みに耐えかねて目が覚める、
針できりきりと刺すような激痛で眠ることができない、
寝返りを打つことも、朝自分で起き上がることもできない、、、

このような症状に、
これはさすがにただ事ではないと、さらに家庭医学書などを読みあさり、
『リウマチかもしれない』と診断した整形外科医に紹介状を書いてもらい、
筑波大学附属病院の『膠原病・リウマチアレルギー内科』の予約を自分で取りました。


初診日は電話した日から約2週間後の、1995年4月24日月曜日でした。


ところが、突然とんでもない事態が起こりました。

4月13日深夜、
京都の母から電話があり、実父が亡くなったと言うのです。
昨日まで元気だった人に何が起こったのか理解せぬまま、無我夢中で自動車で京都に向かいました。深夜の高速道路を走り続け、途中夫と運転を交代したとき、身体が硬直して自分でシートベルトを締めることができなかったことをよく覚えています。
(この日のことは以前のブログで触れました。)

4月24日、
初めて訪れた大学病院は、人、人、人、人、人、人、人、人、
受け付けロビーは息苦しいほどでした。

病院に縁遠かった私は、こんなに沢山の患者が溢れることに、ただただ呆然としました。

血液検査やレントゲン検査をして、問診と痛む関節の触診がありました。

一週間後、カルテに書かれた診断名は

『慢性関節リウマチ』

でした。

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コメント

最近リウマチと診断されて、ひどくこころがふさぎました。
定年退職してこれから楽しみだったことがみなだめになるようで。
そんな時真木さんの記事にたどりつきました。
今後の病状の参考になります。
よろしくお願いします。

>リウマチ患者さま

コメントありがとうございます。

リウマチとのことですが、早期診断で、適切な治療が施されますよう念じています。

私の発病時代から、わずか10年で治療革命が起こるほどリウマチ医療は進歩しています。
そういう意味では、私の体験など参考にならないかもしれません。

もっともっと希望が持てると思います!!

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