フリーペーパー時代の終焉?

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2008年07月22日 16:47

首都圏の地下鉄駅で配布されているメトロミニッツという無料月刊誌があります。
ご存じの方も多いと思います。
もう5年半69号まで続いています。
まさに広告を入れる器として設計されており
欲望刺激系の編集で個人的には好きになれませんが
しかし雑誌としては非常に丁寧に上質に作られていると思います。
たまに駅でもらう度に
はあ、こんなに広告が入って羨ましい。。。とため息をついておりました。


ところが7月20日発行号をもらってみたら異様に広告が少ない。
(『ロハス・メディカル』も広告は少ないですが、それはいつものこと)
別に中身のクオリティが落ちたとは思わないので
何らかの外的要因による変調を来たしているのでないかと思います。


決めつけることはできないものの
たぶんサブプライム問題に端を発した急激な原油高・食糧高が
影を落としているのであろう、と思います。
で、はっきり言って、メトロミニッツでさえこんな状態であるなら
他のフリーペーパーが壊滅するのは時間の問題であろう
雨後の筍のように増えてきたフリーペーパーも一掃されるだろう、と思います。


ロハス・メディカルは、他のフリーペーパーと成り立ちも理念も違うとは言うものの
しかし広告収入に依存している限り
いよいよ前方に暗雲が立ち込めていると思わざるを得ません。
どうやったら嵐の中で生き残れるか、何らかの行動が必要と思われます。
あまり猶予の時間はなさそうです。

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コメント

お久しぶりです。

seven時代にお世話になりました
キュウこと宮洋輔です。

いま、件のメトロミニッツを発行している
スターツ出版に勤めています。
(担当は違いますが…)

早いものでseven発刊当時の川口さんの年齢になってしまいました。
現在30歳です。

フリーペーパーの現状については私も忸怩たる思いを抱いております。

キュウなご連絡となり、失礼いたしました。


キュウちゃん久しぶり。
業界内で生き残っていたのですね、それは何より。
機会があったら飲みましょう。

御無沙汰しております。
ちょくちょくこのブログを拝見しては、川口さんの活躍を近くに感じて
います。

仰るとおり、フリーペーパーを掲げた媒体は淘汰が始まっていると思いますが、
ロハスメディカルのように信念を持って情報発信している媒体がいくつあるでしょうか。
本物は生き残ると思いますし、ロハスメディカルは誰から見ても本物だと思います。

healthクリックも紙とWEBという点を除けば、同じく広告収入でご飯を食べさせて頂いてます。
(メトロミニッツ同様、欲望刺激側だと思いますが・・・)
「明日は我が身」と思いながら、粛々と本物を目指して行きたいです。

病院へのサプライが手詰まりになったらいつでもお声掛けください。

石毛様
ありがとうございます。
広告は、出してくださる企業があっての話ですから
それのみに依存しているということは
生死を他者に委ねることに限りなく近いと感じています。
何とか自力で生きる道も探したい今日このごろです。

社交辞令を本気にするタイプなので、
こんど声かけさせていただきます!

はじめまして川口様。
日本最南端の読者と勝手に思いこんでいるシンジョウといいます。

定期購読しているので、毎月、ロハス・メディカルが届くのを楽しみにしています。

現場の声、患者・住民の声、識者の意見、そして大臣の声までが
バランスよく掲載されていて、まさに医療側と住民側の橋渡し
さらに、行政との橋渡しもを実践されているマガジンだと思います。

今年からは職場でも回覧(バックナンバー用のスペースも確保してみました)
するようにしたので、医療崩壊やお産危機、医師不足について事務職から
「わかりやすかった」と言われるようになりました。

また、疾患の特集は、一般の方向けにわかりやすく・可愛く(プレモがかわいいです)
まとめられているので、自分たち専門職も、健康教室で説明するときには、ロハスメディカルを再読して「わかりやすく理解してもらえる説明になっているか」を心がけるようにしています。

自分としては、お金を払ってでも読み続けたい定期誌の一つです。

南の小さな島から応援しています。

>シンジョウ様
コメントありがとうございます。
また、ご愛読いただいているようで感激です。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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