知事選候補者たちは知っているらしい

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月16日 16:02

2日連続で書いた千葉県の医療崩壊の問題。
さらに情報提供がありまして、実は選挙前にこんなことがあったんだそうです。

竜氏が立候補に前向き 「思い託せれば不出馬」県がんセンター長

千葉日報 2009年02月24日11時36分


記事が読めなくなっちゃうと困るので一応全文引用しておきます。

 三月の知事選に向け、県がんセンター長の竜崇正氏(65)が二十三日、記者会見を開き、「医療崩壊が止まらぬ現状を何とかしなければならない」と述べ、立候補に前向きな姿勢を示し、出馬準備を進めていることを明らかにした。
 ただ、「既に出馬表明している候補の中に、私の思いを反映してくれる人がいれば、出馬はしない」とも語っており、最終的に出馬に至るかどうかは流動的だ。
 会見では「堂本県政の医療にはビジョンがない。千葉県では医療崩壊が進行し、公立病院で医者がどんどんいなくなっている。どうやって食い止めるか、たたき上げの外科医である私の提案を医療政策の中に生かしていただける候補者が現れれば託したい。いなければ私自身が出馬する考えもある」と説明した。
 竜氏は東京都武蔵野市出身。千葉大学医学部卒業後、県がんセンター消化器外科主任医長、国立がんセンター東病院手術部長を経て、県立佐原病院医療局長および同病院長を歴任。二〇〇五年四月から県がんセンター長を務めている。


竜先生といえば、ロハス・メディカル誌の08年10月号「がん」特集をご監修いただきましたから、意外とご縁のある話です。でも、たしか竜先生は今回出馬してないはず。。。


で、調べたら、こんな竜先生本人のサイトがありました。これも引用しますと

 私は2月23日(月)に千葉県庁で記者会見に臨み、千葉県の医療崩壊を憂い、これをくいとめるための提言を明らかにしました。下に示す6項目の医療政策提案がそれです。
 提言から1週間、県知事選挙の全ての候補者の方々より直接に反応をいただきました。いずれも、私の提言を取り入れ千葉県の医療改革に取り組みたいとの真摯な返答でした。
 私の目的は達せられました。どなたが県知事に当選されても私の提言が生きるであろうことを確信します。
 そこで、改めて本日、私自身が県知事選挙に出馬する必要がなくなったことを明らかにしたいと思います。


ということは、各候補者はきちんと対応するつもりであるということですね。webサイトに出てくる知事選の報道だけ見ているとほとんど争点になっていないように感じられて心配になってしまいましたが、誰が当選しても竜先生の政策を実行に移すから争点にならないということでしょうか?

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