筋腫治療10:完了 |
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投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年04月11日 11:30 |
術後1ヶ月が経ち、婦人科外来で「病理検査も異常なく、一件落着ですね」。
ちなみに検体は700グラムだったそうで、自分としては背伸びした?リハビリの成果か、昨夜体重計に乗ったら2キロ減でした(。・o・。)v! (お腹は弛んだままですが)
今後は(残っている)右の卵巣について、経過観察になりました。
内診後、「傷触りますね」、言葉と同時に先生の手の平で“ぐぅ~”と押さえられたのには“ぎょっ”としましたが、そんなに痛くもなく、念願のお風呂許可も出ました。(温まるのが気持ち良い季節は過ぎてしまいましたが)
今回の入院・手術では沢山の方に支えてもらいました。
ブログを覗いてもらった知り合いから、お見舞いや励ましのメールに元気をいただきました。
トントンの塾の送迎を申し出てくださったお向かいのピアノの先生、
同市在住でお目にかかったこともない塾の同級生のお母さんも、事情を伝えるお手紙を書いたら快くトントンを車で送ってくださいました。その後、メル友、お目にかかってお知り合いにもなれました!
迷惑をかけた地域の子ども会育成会役員の同士(結成後数週間だというのに)から、退院のお祝いをいただきました。ビッグで嬉しいサプライズでした。
退院後の総会や新入生歓迎行事準備等で温かな心遣いにどれほど癒されたか知れません。
このメンバーの一員として活動できる今年一年間に期待と、住んでいる地域が益々好きになりました。
支障の無い範囲で、仕事関係は極力伝えないで入院したので、(医事課に実習中の教え子に入院姿を見られていて、後日バレていましたが)所有書物の他にも図書館で本を沢山借りて持ち込みました。
でも、オペ後は他科のドクターや、薬剤部や看護部、連携室、事務部門など連日懐かしい方々とあっちこっちでお話をさせていただき、読書に耽ったのはオペ前夜だけでした。
執刀してくださったS先生、麻酔をかけてくださったK先生、麻酔がかかるまで手を握ってくださったオペ室師長、術後何度も病室に来てくださった看護部長、振り返れば実家に戻ったような気分で過ごした数日でした。
ちょうどS先生が4人目のお子さんを妊娠中の5年前、S先生が産休中の代替婦人科医師確保に院長が密かに手を尽くしていたのが、私が院長室にいた最後の頃でした。
今から思えば院長がS先生復帰を願った想いが、今回のご縁に繋がっていたのかもと感慨深いです。
担当の看護師さんは毎日代わりますが、みなテキパキ且つ優しく、やってほしいことをナースコール前に先手を打つような手厚い看護を施されました。
術後の嘔吐処理や、氷枕交換、痛み止めの処置、導尿抜管、清拭、着替え、シャワー補助等行き届いた対応でした。でも若い看護師さんたちの指先がどの方もとても荒れていたのを近くで目にしたとき、私はかつて院長の近くで仕事をしていて、病院管理と組織運営の大変さを知ったかぶりで斜に構えていました。現場の医療を支えているのは小さな沢山の荒れた手なんだなあと、今さらながら無知を痛感した入院でした。
人に知られることもなく、粛々黙々と献身する人々の姿に心打たれました。現場を支える医療者にとっては、理屈や法律より、目の前の患者だと教えられました。
忘れていた大切なことに気づき、それが元勤務先での入院だったこと、本当に良かったと思います。
そして、多くの人たちに支えてもらったからこそ、早く元気になりたい、これからも頑張りたいと強く思い、その思いが沸々とエネルギーになりました。
お世話になったみなさまに心から感謝を捧げます。
ありがとうございました。
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コメント
治癒、おめでとうございます。
ぜんぜん本題から外れたコメントになりますが、傷を押して入浴許可とは、ずいぶん前時代的でびっくりしました。縫合創をボンドや被覆材で保護すれば翌日からのシャワー浴は問題ありませんし、しゃがみ込むことができれば入浴もまず問題ありません。術後積極的に日常生活へ戻そうとしないことが入院日数の増大となっている日本の外科系医療を改めて認識しました。
リハビリ医がんばれ!
全ての手術後患者さんがんばれ!
ふじたん先生、 お読みいただき、コメントありがとうございます。
書き方が悪くて誤解を招いたのだと思いますが、術後3日目からテープで保護して抜鉱までシャワー浴はできましたし、早期から普段の生活に戻すよう指導を受けました。
それなのに「なぜ、入浴はいけないの?」と直接主治医に質問した事はありませんが、他の同病者の体験記から、単身で生活しているなら入浴OKのコメントもあり、おそらく感染防止のためではなかったかと勝手に解釈してました?
産後しばらく入浴ができないのと同じかなあぐらいに考えてたのですが・・
ゆっくりしもいいよといわれたのですが、DPC導入Hだし、早期退院がせめてもささやかな貢献になるかなと最短期間で出てきました!
夏音さんのところから飛んできました。
私も1年前に同じ手術をしました。
やってよかったって思っています。久しぶりに仲間の体験談を覗いたらすっかりリニューアルしてあって、読むのがたいへんになるほど増えていました(いいことですね!)最後がまめまきさんでした。
一仕事終えた爽快感でコメントしちゃいました!
るんきち様
わざわざカノン(夏音)さんのところから、お越しくださってコメントありがとうございます。
カノンさんのHPには、いつも力づけられ何度も何度も読み返し勇気をいただきました。ものすごい分量の体験談ですが、読み応えがありました。シュミレーションできますよね!!おかげでオペ、全然恐くなかったです。
オペだけでなく術前術後の生活のヒントも沢山もらいました。