授業開始です

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年04月15日 23:04

昨日から新年度の授業が始まりました。

学科再編成があって、日常使用する机やロッカーが配置される教職員室の建物が変わりました。
でも授業をする学生(医療系)の部屋は元の建物のままなので、10分の休憩時間毎、教室と居室間を移動するのは不可能です。
印刷物や卒研で使用した資料、給湯室においてあるカップや上履きなど、どこに納めておくのがよいのか、荷物をあっちでもない、こっちでもないと細かなことに迷いながら、動線に無駄が多い一日でした。

お腹の傷を気にしつつも、約二ヶ月ぶりに4時間立ち続けて話をし、3階までの階段往復も息切れせず、授業を無事に終えて安心したら、帰宅後疲れて眠くなりました。

例年、最初の時間は授業をせずに自己紹介や教材の説明、方針などオリエンテーション的なことをするのですが、今年は受け持ちが2年生と3年生で、初日は2年生診療情報管理学科女子11名のよく知った顔ばかりです。
「自己紹介やろうよ~、今日何時から雨降るの?花見は?」と好き放題の意見を無視して、
春の実習体験など感想を述べてもらいました。

「(雑踏とした雰囲気に)精神的におかしくなった」、
「(カルテ運びで)手がささくれだった、ストッキングも毎日破れた」、
「みんな親切に教えてくれた」、
「部署全部まわって見学、実習させてもらった」、
「とても楽しかった」、
「えらい意地悪された」、
「電話で(聞き違えて)怒られた」、
「全くほったらかし~」、
「大変だった~」、
「救急や外来や退院やもう(ベッドコントロール)めちゃくちゃ」、
「バイト代くれ~と言いたくなるぐらい、こき使われた」、
「救急指定なのに(二週間の実習中)一回も救急車は来なかった」
「病院の裏の裏まで教えてやると言われた」
「けっこういい加減」
「暇だった」

などなど。

これも言いたい、あれも!!と次から次の発言で、“それ、違うでしょ”とつっこみたくても、意見を挟む余地はありませんでした。
文句・不満のあった人も含めて、現場の空気に初めて触れた体験は、どの学生にとっても、今後の目標がより具体的になったようでした。

数ヶ月前に比べ、どの学生も格段に大人になったような頼もしさを感じました。

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コメント

順調なスタートですな。
しかし、今日のように荒れた寒い日はいかがかなと、
傷口にひびいていなければと老婆心ながら気になったもので

東京での今日本リウマチ学会から帰って来ました。リウマチ学会学会が生物製剤使用をもっと慎重にしようと言う流れに変わってきたように思われます。真木さんも私(還暦近いこの年で自然閉経)も年の差はあれ、これから骨粗鬆症と闘って行く仲間なんですね。RA患者の生命予後が良くなった近年,骨粗しょう症予防が生物製剤と同じくらいのウェイトで演題になっていました。未だビスホも服用していませんが、これも色々副作用がすごいんですね。

ひとやすみ様

お気遣いのコメント恐れ入ります。
昨日は茨城もとても寒くて大雨の一日でした。
お陰様で傷口に堪えることもなく、何とか元気に過ごしております。
本当にありがとうございます。


アビバア様

コメントありがとうございます。
日本リウマチ学会にご出席されたのですね。リウマチを抱えてお仕事を続けながらフットワークの軽さ、医療・医学への向学心に頭が下がります。
「骨粗鬆症と闘う仲間」に若輩僭越ながら、親しみ、とても嬉しく感じました。
十数年後、アビバア様のようにリウマチ最前線医療にアンテナを張り続けていたいです。今後ともご教示いただければ幸いです。

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