大学病院は適切に事故調査せよ~医学部長病院長会議が勧告 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年05月07日 20:44

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コメント

適切でない報告書を出した所は謝罪しろ、って勧告に書いてありますね。
これ女子医大のことですよね。

今回の勧告書で気になったのは、この様な勧告書を出すのならば、「適切な調査とは何か」「科学的な事故調査とはいかなるものか」という事をきっちりと定義することが必要であるのに、抽象的な文言ばかり並んでいる事です。

結局の所、何が言いたいのかよく分からなかったです。もっとも、一般向けの文章ではない事を考慮に入れる必要がありますね。専門家や医師が読むのであれば、分かる文章なのかも知れませんね。

>Anonymous様
やはり、そこが気になりましたか。
「謝罪のくだり」書こうかどうしようか迷ったのですが
それだと一直線に「東京女子医大は謝罪せよ」と勧告したかのように
誤解されるかもしれないなと思ってやめました。
現時点でアンケートに答えてない3割の大学にも当てはまる可能性はあるのかなと思います。

>しま様
各大学に宛てたアンケートの内容を読むと
ポイントは
・当事者からの事情聴取
・公開
の2点のようですね。
公開すれば、peer reviewで変なものは排除されるということなんでしょう。
そこも書いておくべきでしたかね。

今回は記事の書き方の甘いところを
鋭くご指摘いただいたようです。
ありがとうございました。

適切な事故調査の際には、労基法に違反した「違法宿直」や「長時間労働」が行われていなかったかを調べないといけません。

医療安全を確保するためには、基礎として安全を担保できる人員の確保が必須だからです

過重労働を強いられた上、安全が担保出来ない状況で起きた医療事故は、個人よりシステムの瑕疵責任を指摘し、管理者が責任を負わせるべきものです。

病院評価機構も、「適切な労務管理」と漠然とはしていますが、労務管理に言及しているのを評価します。(まだまだ不十分ではありますが)

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