「補助金で病院支配する医系技官を引き剥がした」-厚労人事、省内の声 コメント欄 |
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投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年06月26日 18:38 |
舛添要一厚生労働相が6月26日午前に発表した異例の人事異動に、省内には衝撃が走った。ある医系技官は「補助金によって医療機関を支配する医政局の医系技官を引き剥がした。良くなることはあっても悪くなることはないだろう」と感想を話した。(熊田梨恵)
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コメント
熊田さま
>都内で新型インフルエンザに関する会合を開いており、関係者は厚労省の入る合同庁舎5号館から離れていた。会合に参加していたある医系技官
ここまで書いちゃうと個人が特定される虞はないですかね。ニュースソースは秘匿が原則では・・・
本日(6月26日)午前に行われた会議って、↓コレでしょ。
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062601000326.html
地方の担当者が190~200人、厚労省担当者と専門家が40人余り、合計240人程が出席したとのことです。
なおこの240人ほどの出席者の他に、会場の整理や資料配付などの応援も含めると、合同5号館から動員された厚労省職員は、医官や事務系など全部で100人近いのじゃないですかねぇ。
熊田さんが取材した人物を特定するのは、容易なことではないと思いますが・・・。
これは何だったの?
https://lohasmedical.jp/news/2009/04/10100047.php
>「厚労省が医療機関を支配するのは、診療報酬で首を絞めておいて、『補助金を付ける』として言うことを聞かせるパターン。この補助金を動かすのが、医系技官が局長の医政局と健康局で、これまで医系技官が医療機関に対する権限を握っていた。今回、医政局長を引き剥がしたことでその構造が崩れた。法令キャリアが医政局に就けばまともになると思うし、阿曽沼氏は評判もよい方。本来は診療報酬で病院をみていくのが本筋だろう」
医系技官をけなすにしては論理矛盾してないか。
法務業の末席さま
>人物を特定するのは、容易なことではないと思いますが・・・。
なるほど。おっしゃる通りかもしれませんね。
結構重要そうな会議のようですが、これについては記事を書かないのかしらん。
この記事が次のように引用・紹介されていますが、もし以下の2点が真実なら、ちょっとスゴイ話だと思いませんか。
http://www.kimuramoriyo.com/41/
「かつて舛添大臣は、医政局長(医系ポスト)と事務次官(事務系ポスト)をスワップしようとしましたが医系技官の強い反対でできませんでした。」
「それは医政局長はおよそ55兆円ともいわれる医療費をほとんどノーチェックで使えたからです。」
>補助金によって医療機関を支配する
厚生労働省の平成21年度予算(http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/09syokan/dl/syuyou3.pdf)をみると、病院・医師関係の補助金などは
1 医師等人材確保対策の推進 488億円(377億円)
2 地域で支える医療の推進 504億円(371億円)
3 医師等と患者・家族の協働の推進 4.9億円(4.7億円)
と全部あわせても1000億円足らずです。これで「支配」ができるのか少々疑問が残ります。
>全部あわせても1000億円足らずです。これで「支配」ができるのか少々疑問が残ります。
確かに。でも55兆円なら、89兆円の一般歳出に迫るものがありますな。
国民医療費や概算医療費は33兆円くらいの規模だったと思うが、差額の22兆円が意味するものは一体何であろうか。それにしても役人が全国の医療機関に支払われた何十兆円規模の医療費をノーチェックで使えるという話は、想像できないがどういう意味なのだろうか。
これに限らず、昨日も食道静脈瘤の処置に関連して医者が業過死で逮捕されたり、無策故に新型インフルのインキュベーターと化した米国ではこんな感じらしいし
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/yoshida/200906/511345.html
当面このブログも取材すべきネタは尽きないですな。