診療所と病院の配分見直しの議論、ようやく開始 ─ 7月8日の中医協 コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年07月09日 08:14

 総枠が決まっている医療財源を病院と診療所でどのように配分すべきか─。2010年度の診療報酬改定に向け、この議論がようやく中医協で始まったが、病院団体の姿勢は相変わらず弱腰だ。(新井裕充)

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コメント

 全体の不足の中で配分だけ調整しても事態の改善を図ることはできません。

 まして同じ病院で行われる医療の中で、ここを削ってあそこを増やすというようなことをしても、あまり意味がありません。

 病院の収支は結局変わりませんし、儲け頭の先生方は搾取されているような気になるし、損失を出していると責められた先生も、実はなにができるわけでもありません。

 現在の病院収支全体の基本的な赤字状況を続けるのであれば、小規模専門病院や単科の診療所と地域の病院医療総体はその調整法に違った手法を取らざるをえません。同じでは効果が期待できないのです。

 中原利郎先生が亡くなられてもう10年ですが、何も事態が変わっていないというのは驚くべき事です。


 ただし、その解決法が補助金であるとされても、金額が小さすぎてお話にならないのが実情です。また、その補助金ですら、都道府県の財政状況は国以上に厳しく、現状のままに都道府県が補助金に付き合わされると、却って地域医療の整備が遅れ、病院経営も不安定な状況から抜け出せません。

議論を病院と診療所、外来と入院、更に産科・小児科とそれ以外と言う分け方で見ている限り解決策には至らないような気がします。

医師不足の最大の問題は夜間労働に対する対価の低さです。

この問題が根本的に解決されない限り、産科・小児科・NICU・救急、更に地方医療の問題も解決には到底至らないことでしょう。これらの共通項こそが過酷な夜間労働だからです。

昼間の外来だけやっている医師より低い所得で夜通し診療している医師が存在していること自体をおかしいと感じてもらえなければ話になりません。

医師の偏在は診療科目や地域の偏在よりも「時間的偏在」こそが解消されるべきであり、更に重要なのはその解消により勤務医→開業医と言う医師の流れを断ち切る政策こそが医師不足への最強の処方箋となると考えます。

そのための医療財源の配分をどうしたら良いかなど中学生にだって分かるような話のはずですが・・・?

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