社会的信用の毀損:他人事のNHK |
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投稿者: 中村利仁 | 投稿日時: 2009年07月07日 15:13 |
またまた続報です。
NHKニュース
診療報酬不正受給 病院閉院へ
7月7日 14時33分
http://www3.nhk.or.jp/news/t10014102241000.html#
(リンクはすぐ切れるだろうと思います)
遂に病院は閉院となりました。
「…病院としての社会的な信用を失った。…」
さて、NHKが繰り返した不当かついい加減な報道は、この病院の社会的信用に対してどのような影響を与えたというのでしょうか。
確かに医療法人の理事長と病院事務長が逮捕されたということ自体、病院の社会的信用を大きく毀損したことでしょう。ですが、警察に逮捕された人間だからといって、NHKがあることないこと言い立てて良いというわけではありません。
NHKの記者は全く他人事ですが、いい加減な報道を繰り返してこの病院の信用を大きく損なったたことの責任感が記事から全く感じられないのはいったいどうしたことでしょうか。
まるで病院職員全体の自業自得だと言わんばかりです。
{以下、記事全文を転載しておきます。}
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診療報酬不正受給 病院閉院へ
7月7日 14時33分
奈良県大和郡山市にある病院の理事長らが診療報酬を不正に受け取っていたとして逮捕された事件を受けて、この病院は社会的な信用を失ったとして閉院することを決めました。
奈良県大和郡山市にある雄山会山本病院では、生活保護を受けている入院患者2人に手術をしたように装い、診療報酬およそ170万円をだまし取ったとして、理事長と事務長が詐欺の疑いで警察に逮捕されました。山本病院によりますと、病院の理事会が6日開かれ、「病院としての社会的な信用を失った。事件の影響を考えると病院の経営を続けることに理解が得られない」として、すべての入院患者の転院先が決まりしだい、病院を閉院することを決めたということです。この事件をめぐっては、診療報酬を目的に入院患者に必要のない検査を繰り返していた疑いもあるということで、警察は、病院でどのような診療が行われていたのか実態の解明を進めています。