県外の救命センターへの搬送状況地図―関東、近畿圏 コメント欄

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年07月07日 14:55

 総務省消防庁と厚生労働省が合同で開いた救急医療に関する有識者会議で、興味深い地図が示された。昨年度に救命救急センターなどに運ばれた搬送のうち、関東と近畿について、都道府県を越えて搬送されたケースを件数とともに地図上に示したものだ。茨城から東京に、栃木から東京に運ばれたケースもあるなど、広範な搬送が行われている様子がうかがえる。(熊田梨恵)

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コメント

コンスタンとに良い仕事(記事)を挙げておられるので嬉しくなります。

自治体の境界自体は人為的なものですから、多少の凸凹があっても当然ではありますが、費用負担については自治体間で相談しあう余地がありそうです。

Med_Law先生
 
いつもご覧下さいまして、本当にありがとうございます。
大変励みになるコメント、感謝申し上げます。

この資料は本当に考えさせられるものがありました。
色々な事が浮かんできますね。
 
今回の消防法改正は、こうした議論ができるように各都道府県で搬送の調査分析を行っていくことを求めています。
実態を元に議論が活発になっていけばと、私自身も思っております。

私は千葉県内の救命救急センターに勤務しています。
「消防庁が実施した国内の搬送実態調査のデータ」リンクが張られている「平成20年中の救急搬送における医療機関の受入状況等実態調査の結果」では、私が見る限り、このデータはありません。公表されていない調査結果を使用しているのかもしれません。

東京から他県への搬送は神奈川への14名のみとなっています。しかし、私が知る限り、2008年に東京都内から千葉県へ少なくとも30人の重症患者が搬送されています。

救急受け入れルールのガイドラインを作成する「傷病者の搬送及び受け入れの実施基準等に関する検討会」でこういった実態と違う資料を配布する総務省と厚生労働省には問題(単純なミスだとしても)があると思います。

鈴木義彦先生

コメントありがとうございます。
ご指摘の部分、また調べて参ります。

「越境」の数もさることながら、分母となる「全搬送件数」自体の都府県間格差が大きいことに驚きました。茨城や滋賀の住民が特別に高齢化しているとか循環器系が弱いとかいうことではないはずだし特別に交通事故が多いわけでもなさそうなのに。

それとも、他の要因の影響が大きくて救急関係者であれば心当たりがあることなのでしょうか。

 熊田さん、鈴木先生、Dosa様、こんにちは。

 都道府県格差はともかく、確かに、各県の全搬送件数が2万前後となると、全国では100万件前後となり、実際の全搬送件数の4分の一程度に過ぎません。

 通年ではなく、3ヵ月分のデータであるのかも知れません。

中村利仁先生

ありがとうございます。
また確認して参りますね。

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