「慢性期医療に質の評価導入を」―武久日本慢性期協会会長が中医協分科会で要望 コメント欄

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年07月08日 23:08

 2010年度診療報酬改定に向けて療養病棟などの包括評価について議論する中央社会保険医療協議会(中医協)の「慢性期入院医療の包括評価調査分科会」(分科会長=池上直巳・慶大医学部教授)で7月8日、武久洋三委員(日本慢性期医療協会会長)は在宅復帰率や医療区分改善率など、慢性期包括医療に対する「医療の質の評価」の導入を提案した。武久委員が議事録に残る形で成果主義を要望したのは初めてだ。(熊田梨恵)

続きはこちら

<<前の記事:MRI of the Hand and Wrist    海水浴、怖いのはクラゲですが・・・。:次の記事>>

トラックバック

 2010年度診療報酬改定に向けて療養病棟などの包括評価について議論する中央社会... 続きを読む

コメント

「質の評価」ということは医療人が構成するすべての学会で、やってきています。いうまでもないことですが、「質の評価」の「方法」について国際的にいろいろな提案がなされ、生き残った「質の評価方法」はごくごく限られています。
 世界レベルで「当面」は妥当とされる「質の評価」の「方法」を診療報酬に直結させるべきだとの主張をした医療人は私の知る限り一人もいません。
 武久さんの言説を私は数年前から注視してきました。私の評価は、厚労省に「あらかじめ」譲歩して、その後に「もらう」という姿勢の方なのです。日本リハビリテーション医学会のアンケートで回復期リハビリ病棟の「質の評価」に対応して2割の専門医が選別しているとの回答でした。
 武久さん、厚労省の奴隷を辞めましょう、と私は言います。個人的に直接会って説得することにします。
「我々医療人は厚労省の官僚を指導する立場にあり、その逆ではない」という自明のことを理解してもらわねばなりません。

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。