AED普及しても救命率上がらない理由 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年09月12日 19:31

 AED(自動体外式除動機)の普及が進み、街中で倒れても助かる例が増えたかのように見える。だが実際に救命に結びついた例は多くないことが分かってきた。何が課題なのか考えさせる発表が2件相次いだので、ご紹介する。(川口恭)

続きはこちら

<<前の記事:医学部長病院長会議、新政権向け要望まとめる コメント欄    「急性期」って、どういう意味? コメント欄:次の記事>>

コメント

厚労省が機器メーカと組んで全面的に取り入れたのは分かりますが、それに伴う教育的な物には全然力いれてない気がしますね。
つい最近、車の免許を取るときにAEDの使い方を教わりましたが、学校関係等で毎年そういう教育を行う所ならともかく、一般人はAEDの使い方について教わる機会なんて0ですよね。
ニュースにでもならなければ名前もすぐ忘れられるし、消化器以下の存在ですよね、明らかに。

心肺蘇生法なんかもあいまいになってる人がほとんどでしょうし、人の命を守るための教育は、テレビなんかで週に一度でも流すってことをしても良いのではないかと思いますよね、本当は。
そういうのを後回しにして視聴率を追い求めるテレビにはがっかりしますし、そういう流れを求めない国にもがっかりです。

政府の方針なんかも医療や介護を後回しにした上で、余ったお金をそっちに回そうか〜という感じがありありなので、その点も気になるところです。

この国のあり方とともに気になる話題だな〜と思います。

がみ様

教育体制が重要なことは間違いありません。
ただ、すでに結構多くの方が講習を受けておられます。
市町村を通じて自治会の講習会が開催されているはずです。
小中学校のPTA行事として講習会が開催されているはずです。
保健所では講習会を開催しているはずです。
大きな病院では講習会を開催しているはずです。

他の健康事業に比べると非常に力を入れて講習しているのですが、受講者に偏りがあること、「知っていることとできること」は別物であること、が大きな問題です。とにかく浸透させるには時間がかかります。

他の予算との関連は分かりませんが、助けられるはずの命を助けるための工夫はかなり優先度の高い事項だと思いますし、健康への関心のきっかけになってくれればうれしい限りです。

うちの地元では消防が音頭をとってAED講習会をやってます
で、素人の方がやって困るのは

1 移動の時に対象者の首の骨が折れている
2 肋骨が折れている

などで、救急搬送されても搬送先でどうしようもないことがあります

講習も相手によって強さを変えるという微妙なところまでは出来ないみたいです
専門でもないけど、実例を数多くやっている看護士さんでもたまに肋骨を折っちゃったりしますからね~

http://video.nifty.com/cs/catalog/video_metadata/catalog_081017132949_1.htm?nwsThough=1

 こういうのもあります。

 今年の救急に日のイベントにも参加されたようです。

http://news.tbs.co.jp/20090908/newseye/tbs_newseye4229345.html

本日(9/14)の日経朝刊に、設置されたAEDの点検不足による”役立たず”が記事になっています。
(投稿時点では電子版には未掲載)

電池や電極パッドなど、定期的に点検して交換しないと、いざというときに役に立たないという。しかし設置者には「置いておけば安心」という意識であって、「維持点検しなければ役立たず」という意識が無いそうだ。

ここ数年急速に設置が増えたが、配置から2年3年と放ったらかしのAEDも増えてくる。イザというときに作動せずに”役立たず”では困る。

設置者だけでなく、機器メーカーや行政、それに救急の専門家にも「置いておけば安心」と過信されないよう、点検メンテナンスの啓発努力が必要では?

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。