救急医療の"エピソード"を"データ"化へ-消防庁

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年11月18日 18:26

 「心肺停止の祖父母を救命センターに運ぶことが最近の家族の"儀式"なので、センターは看取りの場。このためベッドが埋まって新患を受け入れられない」「救急隊の搬送時間が長いのは現場で救命処置を行っているから」など、救急医療の搬送・受け入れには様々なエピソードが飛び交っている。来月から消防庁が全国で実施する心肺停止状態の患者の搬送・受け入れ実態調査は、こうしたエピソードの数値化につながり得るため、医療政策の決定プロセスを変える側面と、医療現場が"言い逃れ"できなくなるという、現場にとって"諸刃"となる可能性を秘めている。(熊田梨恵)

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データ化するのはとても良いことですが、それを分析する人が問題です。分析する人の意図によって解釈は大きく変わります。分析者によるバイアスを避けるためには、匿名化したデータを様々な人が分析できる仕組みが最も必要です。記事の中で述べられた事例はどれも真実ですが、全体像とはかけ離れています。実は死ぬ間際の人は都市部での搬送患者の1%で、救急患者全体から見たらほとんど関係ありません。

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