ドラッグ・ラグ解消策で、ドラッグ・ラグが加速? ─ 「薬価維持特例」に難題 コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2010年01月30日 14:16

 海外では使えるのに日本では使えないドラッグ・ラグを解消するため、厚生労働省は有識者会議の決定に従わない製薬企業にペナルティーを課す措置を4月から導入する。このため、新たに承認申請される薬が大量に発生することで審査業務が渋滞を起こし、「ドラッグ・ラグがさらに進む」「患者が困るような事態になりかねない」との声もある。(新井裕充)

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コメント

中医協の各委員はみな自分の専門外責任外の領域について自分の素人考えを互いに押し付け合っているだけなように見えます。医療分野から見ても政策分野から見ても中医協内の緊急性が高い議題については、逆にかえってどの分野から見ても専門性が著しく欠けたアマチュア同士の井戸端会議のような、無責任に先送りするだけの結論しか出せていないですね。
これはもう現行の中医協内では議論すべき対案の出しようが無い、中医協そのものの存在意義が根本的に問われる事態にたちいたっているように思われます。

例えば「薬価維持特例」は政策そのものであり、施行すれば結果について政治責任が生じることになります。総選挙を経た政権政治家の政治責任を負った決断に拠らずに、省内に設置した中医協での議論だけに拠って政策を決定しようという厚労省の考えそのものが、行政官として基本的に間違っているのではないでしょうか。

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