目的は医師の偏在是正だったらしい |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2016年12月08日 00:00 |
昨日からの続き。
『専門医の在り方に関する検討会』の議事録を読んでいるのだが、量が多くて頭が混乱してきたので、もう一度最初から読み返してみた。
と、真っ先に注目すべき点を見落としていたことに気づいた。
この検討会の「趣旨」は、「医師の質の一層の向上及び医師の偏在是正を図ることを目的として、専門医に関して幅広く検討を行うため、有識者の検討会を開催する」だったらしい。
つまり「医師の質の一層の向上」と「医師の偏在是正」が2大目標だったわけだ。しかも出された資料を見ていくと、そもそもは「偏在是正」が主たる目標で、その手段として専門医の質向上を用いるという順番だったらしい。
ビックリである。二つが本当に両立するのかというのはさておくとしても、導入延期になった新制度は少なくとも偏在是正を目的にはしてないよな、と思う。どこで話がすり替わってしまったのか。
(つづく)