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ニュース〜医療の今がわかる

福島県立大野病院事件第一回公判

 ご報告が遅くなり申し訳ありませんでした。傍聴に成功した医師がいたらしいという情報を得てその方のブログに傍聴記がアップされるのを待っておりました。

 で、法廷の中がどのような雰囲気であったかは上記ブログをご覧いただければ十分と思います。どうやら当方の一団とニアミスしている模様です。(「福島駅から裁判所へ向かって前を走っていたタクシー2台」は我々だし、 傍聴券を求める列でも、我々の仲間は「佐藤医師」のすぐ後ろに並んでおり「2番の学者肌の人が当たっていた」と言っていました)

 よって今回は佐藤医師が書いてない法廷外の部分に絞って、ご報告いたします。


 8時10分、JR福島駅からタクシーに乗って福島地方裁判所に到着。玄関前に既に報道陣が20人ほどいて、うち何人かは車から降りる全員の写真を撮影。後になって誰か大物が来ていたことが分かった場合に備えての「押さえ」と思われる(カメラマンの基本動作)。少し辺りをきょろきょろ見渡していると、左腕に「裁判所」の白い腕章を巻いためがねの男性が「傍聴券ですか?」と声をかけてきて、庁舎裏の駐車場へ誘導される。

 白いビニール紐5本で6分割されていて、「ナンボ何でも大げさな」と思う。

 抽選は9時15分からで、ただジッと並んでいても仕方ないので、裁判所の周りを探索。地元テレビ局の中継車が1台来ていて「おっ中継するんだ」と思う。


 8時40分に庁舎裏へ戻ってみると、列が1本できており、私の7人ほど前に佐藤章・福島県立医大産婦人科教授が上着のフードをすっぽり被った状態で小刻みに体を揺すりながら立っていた。「この程度なら入れるかな」と思ったのも束の間、列が見る見る膨れていく。

 記者クラブ加盟のマスコミには、1社1席用意されているのだが、裁判の途中でレポートする必要がある場合などは複数人数を入れたいので、各社10人から20人程度は動員して傍聴席を取りに行く。どうやら、その部隊が相当混ざっているようだ。また、どこから見ても刑事、という体格が良くて人相の悪い10人ほどの集団もいた。看護師かな、と思われる女性たちも多い。結局、駐車場は満杯になった。「裁判所の人も、よくここまで読んだな」と感心する。

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