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ニュース〜医療の今がわかる

福島県立大野病院事件第二回公判

前回は、あえなく撃沈しましたが、懲りずに本日も福島まで行って参りました。で、今度はきちんと傍聴してきました。

 記者時代の経験から言うと、第二回公判は、かなり倍率が下がるもの。かなり静かになっているに違いない。と思って8時50分に地裁に着いたところ、意外にもテレビカメラが5台並んでいる。さらに庁舎裏駐車場には傍聴券を求める人が50人以上。この時間での倍率は前回とほぼ同じなので、ちょっと焦る。

 と、思うまもなく小雨がぱらついて来て、裁判所の職員が「先に整理券を配ってしまって、中でお待ちいただきます」。外でただ突っ立っているのは正直苦痛なので、ありがたい。その代わり、全体が見渡せなくなって、人数がどれだけ増えたのか分からない。少し不安な気持ちで待つこと約20分。今回は23席に対して120人が集まったということを知る。前回はマスコミが動員したと思われる集団が、最後の10分くらいに駆け込みで増えたけれど、今回はそれがなかったので、この程度の数で済んだようだ。下がったとはいえ、依然5倍以上の狭き門。

 しかし今回はツイていた。私は外れたが、グループ全体では4枚取れたのだ。整理券を差し替えてもらって、記者2年目以来、久々に裁判所の傍聴席に座る。3階の1号法廷。4列目。

 こんなに裁判官席が遠くて見づらかったかなあと最初に感じた。記者の時は最前列で見られるのが当たり前だったからか、視力が悪くなったのか。

 冒頭2分テレビカメラとスチールカメラ1台ずつの代表撮影が入る。「こんな映像、本当に使うのか?」と思いつつも眺めると、スチール撮影の若い記者のカメラを持つ手が震えている。多分、幹事社で行きがかり上やっているだけなんだろう。少し微笑ましく感じてしまった。

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