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ニュース〜医療の今がわかる

舛添要一厚生労働大臣インタビュー


――日本医師会が、相談を受けてないからビジョンには関心がないと会見で言ったらしいんですが。

聴かれてないから知らんじゃなくて、自分たちの職業にかかわる重大な決定が担当大臣によって行われた時に関心を持たないというのは犯罪的ですよ。

だから選挙に代表出したって落ちるんで、反省しないといけないですよ。あれだけの組織であれだけの金を使って。歯医者は通せましたよ、薬局は通せませんでしたね。私が160万票取って初めて当選した時に、武見君は27万票しか取ってない。親父さんの時には100万票なんて豪語していたのに。武見君が悪いわけじゃなくて、一般論で言ってるんですけど。やっぱり病院の待合室に写真を1年間貼り続けて、なんで俺より票が少ないんだってことですよ。

つまりね、もう組織でもって云々する時代じゃない。組織があるのはいいです。しかし、それが国民に支持されない組織だったら1人の代表も選挙に通せないと見事に示されたわけです。医師不足も含めて国民の関心あること、それが書いてあるビジョンですから、それに無関心だからといって日医の価値が上がるわけではないので、そこは謙虚さが必要だと思いますね。

こっちは国民を代表してやっているわけですから。それに対して、医師会はこう思う、ここはこういう風に使いたい、というのがあって然るべきですよ。柏原病院の小児科を守る会にしても、周辺のお医者さんが協力しているからできる話なんで、地域のネットワークという大きな2本目の柱は、各地の医師会が賛成してくれないとできないですから。せめて、私たちも一所懸命改革して医師に対する批判に応えよう、くらい言わないとダメだと思いますけどね。

(このインタビューを抄録したものが、『ロハス・メディカル』08年8月号に掲載されます)

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