業界ヒアリング、「丁寧な説明で理解が進んだ」―厚労省・薬剤管理官
中医協の薬価専門部会(部会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)は6月3日、新薬の価格を特許期間中などの一定期間引き下げない「薬価維持特例」の導入を柱とする日本製薬団体連合会(日薬連、竹中登一会長)の薬価制度改革案について、関係業界からヒアリングを行った。
会合終了後の会見で、磯部薬剤管理官は「全体的な総括として、業界の方々が非常に丁寧に説明して、少なくとも業界の方々が考えるスキーム、その根拠、そういったものについては中医協の委員に大分理解されたのではないかという印象を持っている」と評価した。
一方、後発品の使用促進との関係など個別の論点について、「業界の中でもまだ十分に議論ができていない点がいくつかあった」と指摘。「中医協の関係者のご理解がなければできないので、この制度を達成するということであれば、引き続きご検討を加えて、説明していただく必要がある」と求めた。
磯部薬剤管理官の説明について、詳しくは以下の通り。