業界ヒアリング、「丁寧な説明で理解が進んだ」―厚労省・薬剤管理官
■ 「業界の中でもまだ十分に議論できていない」
以上が大きな論点だと思いますが、全体的な総括として、やり取りが何回か繰り返されたことがありましたが、業界の方々が非常に丁寧に説明して、少なくとも業界の方々が考えるスキーム、その根拠、そういったものについては、中医協の委員に大分理解されたのではないかという印象を持っています。
今日あった意見や質問については、どちらかというと業界の中でもまだ十分に議論ができていない点がいくつかあったかと。先程から申し上げている点ですね、詰め切れていない点がいくつかあったかと思います。
今日、長谷川(閑史・武田薬品工業)社長(日本製薬工業協会副会長)もお話しされていましたが、(「薬価維持特例」の)対象範囲をどう見ていくのかとかですね、一番大きな部分だと思います。
あと、安定供給のスキームもそうかもしれませんが、そういったものについてまた、業界でも今日あった質問というか、意見ですね、中医協委員としてのいろいろな意見だと思いますが、そういった意見にどのような答えを出し得るのか。
業界でまた、引き続き検討していただくことになるのではないかなと思いますし、今日の(遠藤久夫)部会長のご説明にもありましたが、今日で終わる訳ではありませんので、引き続き、中医協でも、業界側の意見、要望について、引き続き検討していくということかと......。関係業界の意見について引き続き、薬価専門部会で検討していくということになろうかと思います。
そういう意味では、あとは事務局としてはですね、中医協委員からいろいろな意見、質問に、業界に宿題が出ているという認識ですので、そういった点についてまた、業界の中でご検討いただいて、よりブラッシュアップされたものが......。
そういったものにきちっと答えてですね。どうしても中医協の関係者のご理解がなければできないものですので、この制度を達成するということであれば、引き続きご検討を加えていただいて、ご説明していただく必要があろうかと思います。
全般的には、かなり、先程申し上げたように丁寧に説明していただいたので大分理解が進んだという認識を持っているところであります。以上です。