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記者クラブ「性格が変容する可能性大いにある」-民主党・鈴木寛参院議員

 民主党の鈴木寛政調副会長は14日、民主党が事務次官会見を廃止する方針を示していることについて、「戦後の歴史において官僚会見がなくなるということは大きなこと」との見解を示した。政権交代による政策決定プロセスの変化に伴い、記者が政治家や官僚、業界内のパワーゲームに注目する事が意味をなさなくなるとして、「今までの記者クラブの性格が変容する可能性は大いにある」と述べた。(熊田梨恵)

 民主党の岡田克也幹事長が11日の記者会見で、各省庁で週に2回行われている事務次官らによる記者会見を廃止し、閣僚や副大臣などが説明を行っていく方針を示していた。

 鈴木議員は記者クラブの形式を変えている余裕はないとした上で、「記者の視点とか視座も変わらざるを得なくなる」との認識を示した。「従来の業界や永田町の論理より、現場がどう変わっていくか、具体的に問題を抱えているか、ということに僕たちの関心は移っていく。そうすると永田町や業界内のパワーゲームを追いかけるという、そういう視点の方には急に拍子抜けする食いごたえのないコミュニケーションになる」と述べた。

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