「医師への教育的観点から問題ある」 ─ DPCヒアリングまとめ
■ 「医学教育という面がかなり重要な役割」 ─ 西岡分科会長
[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
次は、後発医薬品の話で......、これはかなり......、紛糾してしまった......(他の委員ら、笑い)......ところがあるんですが、もう、これはよろしいですかねぇ......。(議論を飛ばしたい様子で、他の委員らを見る)
(苦笑いしながら)この間......、ちょっと......、紛糾してしまったところがあるんで、申し訳なかった......。(ここで次の項目へ移る)
それから、5ページ目ですが、「DPC導入前と導入後で、診療内容が大きく変化した病院」というところで、何かございますか?
[齊藤壽一委員(社会保険中央総合病院名誉院長)]
じゃ、一言......。DPCって、とても重要なインセンティブを持っていると思う。発表なさった方に、「そういう変化があったら、DPCと関係なく5年前からでもやろうと思えばできたんじゃないんですか?」と聞いたら、「言われてみたら本当にその通りです」というお話があって、そして、「でもDPCがきっかけになって(後発品の使用促進などを)やりました」というインセンティブは医療政策の中で重要なので、大事な役割だという気がしました。
[西岡分科会長]
はい、ありがとうございます。ほかに、どうぞ、佐藤委員。
[佐藤博委員(新潟大教授、医歯学総合病院薬剤部長)]
今回の件もそうなんですが、後発品についてもそうですが、実は、医師への広報とか教育とか、もしくは薬局の薬剤師のインセンティブとか、そういうものが問題になっていて、実は昨日、神戸で厚生労働省の医政局との共催セミナーがあって、邉見先生にご講演いただいた中でも、そういう議論が出ていて、もう少し、医療の中での教育が......、薬剤師ですと、6年制の教育の中に、そういう教育を入れていったらいいんじゃないかとか......。
まあ、あとは学会の問題なのですが、やはりジェネリック医薬品の専門薬剤師みたいなものを学会で考えたらいいのではないかとか、そういう形でいろいろな面で、もう少し基本的な教育が必要かなということが出ていますので、併せて必要かなと思っています。以上です。
[西岡分科会長]
たぶん......、前回の時に、この部分でヒートアップしたんですが......(他の委員、笑い)、これはやはり、医学教育という面がかなり重要な役割を持つんじゃないかというので、ヒートアップしたんじゃないかと思っております。
またあの......、先生がいろんな所で講演会などをやられるときに、こういった意味での啓発をお願いしたいと思っています。(以下略)
【目次】
P2 → [ 医療機関からの主な意見 ] ─ 厚労省
P3 → [ ヒアリングでの主な指摘事項等 ] ─ 厚労省
P4 → 「医学教育という面がかなり重要な役割」 ─ 西岡分科会長
P5 → ヒアリングのまとめ ─ 厚労省