救急搬送の全国調査、年内に実施 調査項目さらに細かく-消防庁
総務省消防庁の開出英之救急企画室長は2日、国が2008年度から実施している救急搬送の受け入れ全国実態調査について、今年度は心肺停止状態など重篤な患者についても詳細に調べていくとして、「今年中にも、全国の消防機関に統計を取っていきたい」と述べた。(熊田梨恵)
東京消防庁主催の講演会で述べた。「重篤患者、特にCPA(心肺停止)状態の方について、現場出発時間を記載しておらず、今は(統計が)取れないということがあったので、そういう付加情報を加えたい」として、これまでに調べている現場滞在時間や受け入れられなかった理由などに加え、さらに詳細な分析を行う方針を示した。
昨年の調査はこちら。