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がんセンター中央病院 麻酔科医フル体制へ

 一昨年に麻酔科医の大量退職が起きた国立がんセンター中央病院で、来年4月から大量退職前を大きく上回る常勤医14人の体制となる見通しが明らかになった。(川口恭)

 同病院の土屋了介院長が20日、都内で開かれた会合で明らかにした。日本麻酔科学会のバックアップのもと、主に横浜市立大学の医局からベテランが移籍するという。

 同病院では07年末から08年3月にかけて10人の常勤麻酔科医のうち5人が退職し手術数を減らさざるを得ない事態に陥った。その後08年10月に横浜市立大学の准教授が部長として赴任すると共に、各大学から応援の非常勤医師が交代で詰めることで手術数は回復したものの、非常勤医師に支払う謝金の予算が足りなくなるなどの問題も起きていた。

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