これまでの医学部入学定員増等の取組について
■ 地域医療等に関する教育の実態
【文科省の説明】
大変恐縮です、13ページをおめくりいただければと思います。4つ目のポイント。これまでは定員のお話をさせていただいたわけでございますが、実際にその教育内容はどうなっているかということでございます。
「地域医療等に関する教育の実態」ということで資料をご用意させていただきました。各大学、ほぼすべての大学で地域医療教育というものに取り組んでいるわけでございますが、これについては、医学教育の学習指導要領というか指針とされます「医学教育モデル・コア・カリキュラム」というものの中に、既に地域医療の重要性が訴えられ、その具体的な内容が示されております。
ただ、それでは不十分という声も一方ではございまして、現在、モデル・コア・カリキュラムの改訂作業を行っているところでございます。
具体的に地域医療に関する講座の設置でございますが、中ほど以下、大学独自では67大学で設置。これは座学であったり実際の実習であったり、その実習も、例えば夏休みなどを利用した長期の実習であったり短期の実習であったりする、そういったことが行われております。
それ以外に、例えば都道府県からの寄附によりまして講座を設け、その中で地域医療教育を行うということで、53大学において79講座が現在設置されているという状況でございます。
【目次】
P2 → これまでの医学部定員に関する経緯
P3 → 医学部入学定員の推移
P4 → 地域枠の導入状況
P5 → 地域枠で入学した者の定着率
P6 → 研究医枠
P7 → 地域医療等に関する教育の実態
P8 → 医学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂
P9 → 臨床研修制度等
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