保健医療計画の策定について ~ 青森県 ~
■ 地方からの提案
【青森県健康福祉部保健医療政策推進監】
最後に地方からの提案と書いてありますが、疾病や事業のための医療圏設定というのは不要である。
これはすべての仕組みが要らないというわけではないので、またそれは考える必要があると思うのですが、少なくとも疾病や事業のためというのでは、二次医療圏の考え方は、あまり現実的ではない。
2番目として、基準病床数です。基準及び地域の範囲について、できるだけ都道府県が自分の実情に応じて決定する仕組みとすべきではないか。
ただし、全く任すというのも何でしょうから、国が一定の考え方を示した上で、そのような根本的なやり方を考えてもらったほうがいいのではないかということです。我々も、都市部に集中するというのは問題があると思いますので、その辺の仕組み的な制約は必要だと思います。
それから、あくまでもこれはハード的なベッドばかりが言われておりますが、基準の医師数の算定、無床診数算定、そういったものも基準ないしそれに準じたものが必要なのではないかと思いまして、都道府県は実情に応じて決定するとしてはいかがかということで、まとめております。以上です。
▼ 質疑応答は議事録を参照。
【目次】
P2 → 計画策定に係る外部・内部組織
P3 → 国が定めた指針と県計画の関連
P4 → 保健医療計画策定に係る主な議論
P5 → 指標の現状と課題
P6 → 医療計画が医療行政に及ぼす影響
P7 → 医療計画に関わる課題
P8 → 地方からの提案
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