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病院の上手な使い方

クスリの効能を、安全に最大限引き出すために。

 医師が処方してくれた薬のこと、きちんと理解していますか? あまり神経質になる必要はありませんが、飲み方によって効き方や副作用の出方が違ったりします。
 薬は、血液中の濃度が一定以上ないと狙ったような効果が出ません。最近では濃度の下がり方がゆったりで一日1回飲めば済む薬も増えてきましたが、まだまだ短時間で下がる薬も多いです。
 明け方にピークの来る喘息のように、時間帯によって症状に強弱のある病気では、薬を飲む時間帯を指定されることが多いはずです。
 飲み合わせもあります。代表的な降圧剤の「カルシウム拮抗剤」をグレープフルーツジュースと一緒に飲むと、作用が強く出て危ないことはよく知られています。
 薬について医師がわざわざ何か言う場合、必ず理由がありますので、指示に従いましょう。

食事を抜いても薬は抜かないで。  短時間で血中濃度が下がる薬の場合、一日に何回も飲まないといけないので「食後服用」などと指示されます。念のためですが、これは1日3回ということで「何が何でも食事の後」という意味ではありません。2食だったから2回しか飲まなかった、はダメです。
服用の仕方を勝手にアレンジしない。  症状が良くなるだけが薬の効果とは限りません。効かないことで原因疾患に絞り込みをかけていく場合がありますし、何かが起きるのを予防する薬もあるのです。用法・用量は守りましょう。飲んでいないのに「飲んだ」などとウソをつくと誤診されかねません。
薬だって品質が落ちます。保存にご注意を。  薬は保存状態が悪ければ変質します。本来の効能をきちんと発揮できるよう、特に高温・多湿・直射日光を避けて保存しましょう。また、処方を守らず服用を中止すると余りが出ますが、消費期限がありますので、もったいないなどといって後から飲まないように。他人にあげるのもやめましょう。

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