集約化か、救命救急センターの活用か―重篤小児の救急医療 コメント欄

投稿者: 新井裕充 | 投稿日時: 2009年05月30日 09:10

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医療は、施設が行っているのではない。
医療は、勤務医が行っているのである。

医療施設がどれだけあったところで、中で働く勤務医が労働基準法以下で働くことを強制するような仕組みは叩きつぶさないといけない。
綺麗事を言う前に、法律的に綺麗に運営ができるような仕組みにすることが、政策を実行する者の、まずは最低限果たすべき義務と言わないといけない。

東京ERも、都立病院の中で働く人の人権を無視して、違法状態のまま、さらに労働が苛酷になった。
苛酷にした都知事は、自らが労基法違反の犯罪者であることに頬かむりして、都の医療を守っているかのうような態度を示しているが大間違い。
過去の犯罪事実は全く変わらない。いつか訴追を受けても全く不思議ではない。

Med_Law先生の仰るとおりだと思います。
こうした医療体制を検討する際、その医療を維持させるのに必要な医師数が全く検討されないことにはいつも違和感を感じます。報告書の最後の方に申し訳程度に「医師の養成」の項目は入りはしますが単なる努力目標でしかなく、現実問題としては医師のマンパワーが足りなければ成り立つわけがないのに、それが制約事項になっていません。
お役人達が何をするのかと言えば、施設間を線で結んだり丸で囲ったりした図を作図するだけで「○○の医療体制を構築した」とか宣言すれば、それで彼らの仕事が終わったかのように振る舞います。
どうせこの小児の集中治療も周産期医療と同じ運命を辿ることになるのでしょう。それでも体制さえ構築したことにすればお役人は仕事をしたことになるのですからおかしな話です。

 非常に奇異に感じているのですが、投入される医師や看護師の数の議論がないだけでなく、命を救うべきお子さん達の数が一度も出てきていないように思います。

 自分が見逃しているのでしょうか?

 年間何人のお子さんの命が、この小児救命システムの整備で可能となるのでしょう?どんな病気のお子さん達を救おうというのでしょう?

 それがとても知りたいのです。

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