「企業との癒着断つのが大前提」 薬害検証委インタビュー② コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年06月17日 07:29

 薬害肝炎検証委員会委員インタビューの第2弾。薬害サリドマイド被害者でPMDA運営評議会委員も務める間宮清氏に聴いた。(川口恭)

続きはこちら

<<前の記事:骨髄バンク・セクハラ訴訟 財団は控訴の構え コメント欄    看護職の配置は、数よりも専門性 ― 日本看護協会 コメント欄:次の記事>>

トラックバック

 薬害肝炎検証委員会委員インタビューの第2弾。薬害サリドマイド被害者でPMDA運... 続きを読む

コメント

患者が困っているようなドラッグラグ・ワクチンラグなんて無いという認識なのでしょうか。
それともPMDAがそのような事例を挙げられないということを問題視しているのでしょうか。
いずれにせよ、ほんのちょっと調べればわかることなんですが…。
また、患者会と企業の関係等についての発言は、首を傾げたくなります。
このような認識で医薬品行政のあり方を全体的に論じられることに、ドラッグラグ・ワクチンラグの解消を切実に求めている一個人として、大いなる危惧を抱いています。

公務員型が良いという主張も、過去の薬害は公務員型の組織の中で起きたことで、現在のPMDAになってからの問題は検証されていないのに、それでも「癒着が起こりそうだ」という予測だけで論じられているように感じます。
医薬品の承認審査や安全対策に係る専門家の育成という視点から、公務員型よりも非公務員型の方が良いのではないかという考え方もあるのだと思いますが、そのような議論は検討委員会ではなかなかされないですね(インタビュー第一弾に登場された堀委員等はそのような視点で発言を繰り返されていますが、話が噛みあってこない)。

また、PMDAと同等の職種をそろえた第三者機関の創設は、現在の質・量とも不足している人員問題の解決が前提になりますが、具体策が全く見えてこない点も気がかりです。
提言はしたけれども実現できませんでした、ということは絶対に避けてほしいです。

医師の処方についてもかなり穿った捉え方をされているような印象ですし、憶測・推測に偏ったインタビューへの回答と感じてしまいました。
薬事行政という国民の安全に係る検討委員会ですから、安全サイドに振った議論が展開されること自体は止むを得ないのかもしれませんが、その議論の前提の事実認識(ドラッグラグ・ワクチンラグ、患者会と製薬企業との関係、医師の処方の実態、現在のPMDAの評価等)が現実とかけ離れていてはまずいのではないでしょうか。
事実認識を誤ったまま、憶測・予測だけで現場に影響を及ぼす案件を論じるのは、逆に現場に混乱と更なる困難をもたらす可能性があると思います。

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。