新型インフル 「厚生労働省を信じてはいけない」 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年10月18日 10:25

 17日に開かれた世田谷区医師会内科医会の講演会の模様を簡単にご紹介する。(川口恭)

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コメント

出生率予測
じつはこの問題はDemographic population modelにはっきりとかかれており、少子化対策を行わないと日本がたどった道は当然の帰結なのです。勉強していないか、意図的に伏せたか、どちらかです。

2回うちの科学的根拠
科学的根拠はどこにもありません。インフルエンザワクチンをうつことに対する社会的有効性は「老人の死亡率を下げる」という一点のみです。もちろん感染と抗体価が相関するのか、感染後の重症度と抗体価が相関するのか、カットオフ値を設定できるのか、何もわかっていません。EBMの基準を満たした研究は存在しないといってもよい状況です。

13歳から大人
感染症への罹患率などから便宜上そのように扱っていますが、こちらも文献検索では確かなことは何もわからないレベルです。非常にラフに子供と大人で液性免疫・細胞性免疫の働き方が違うのかどうかも分からないレベルです。新生児にワクチンは無効なこと、経験的に12歳までにいろいろな予防注射を済ませておいた方が、重篤感染症の罹患率を下げられることが分かっているにすぎません。

インフルエンザワクチンは長期的政策として有効か
インフルエンザワクチンを接種することと、そのウイルスに罹患して免疫応答を獲得することと、どこまで同じで、どれほどの違いが残るのか、わかっていません。東南アジアの人が現地の生水を飲んでも平気なのに、日本で2-3年暮らすと帰国後ひどい目にあったというのは良く聞く話です。ただ、日本人でも東南アジアで全く平気に生水を飲める人もいます。単なる運の問題か、免疫応答のしくみなのか、それ以外の因子なのか、誰にもわかりません。ただ、感染症の多い国=ワクチン接種の少ない国の自己免疫疾患発症率が少ないことは確かですが、その仕組みも不明ですし、二重盲検試験もされたことはありませんので、何もわかりません。今回新型に感染した人と、ワクチンを打ってかからずに済んだ人(その人がかかるはずだったかどうかは分かりませんが)の2郡で、来年度以降の感染率や重症化率に差があるのかどうか、誰にもわかりません。

つまり、安全性の論議ではなく、新型インフルエンザを誰に打つと効果があるのか、誰にもわからない状況で、1回うちか2回うちかを論じても仕方ないと思います。何でも良いから方針を決めて、今年度以降の患者推移を見て次の対策を考えるしかありません。


>安全性の論議ではなく、新型インフルエンザを誰に打つと効果があるのか、誰にもわからない状況で、1回うちか2回うちかを論じても仕方ないと思います。何でも良いから方針を決めて、今年度以降の患者推移を見て次の対策を考えるしかありません。

つまりこの期に及んで最初からずっと2回うちで準備してきたものを1回うちに変更することは、科学じゃなく純粋に政治判断であるということです。科学なら結果を保証しないから結果責任は無いけど、政治判断には常に結果責任が問われるものでしょう。新政府のスローガンである「政策決定の透明性確保」下では、情報公開の観点からこのたびの1回うちへの変更を政治決断した最終責任者の特定をしておかなければならないでしょうね。

>情報公開の観点からこのたびの1回うちへの変更を政治決断した
>最終責任者の特定をしておかなければならないでしょうね。

政治決断するというのであれば、最終責任者は長妻厚労相と言うことになりますね。民主党が「政治主導」を旗印にしているのであれば、なおさら。

もちろん、1回打ちに変更しないで、ワクチンの数が足りなかった場合の責任も問われますね。政治家とは辛い者ですね。

>政治家とは辛い者ですね。

大臣が政治判断を誤ったとしても刑事責任は問われませんよ。それを問う法律がありませんから。
問われるのは政治責任だけです。そしてその責任を負う覚悟のある人が大臣を受任するのではないでしょうか。

>もちろん、1回打ちに変更しないで、ワクチンの数が足りなかった場合の責任も問われますね。

政治の責任はワクチンの数合わせだけじゃないですよ。問題をわざと卑小化しないでくださいね。

>大臣が政治判断を誤ったとしても刑事責任は問われませんよ
>それを問う法律がありませんから。

刑事責任の話など、私はしておりませんが……。

どこから刑事責任の話が出てきたのでしょうか。
お教え頂けると、幸いです。

>政治家とは辛い者ですね

刑事処罰の肉体的物理的に人間としての尊厳を有無を言わさず毀損する辛さに比べれば、政治判断や政策への批判は辛くても耐えやすいだろう、という意味です。

もっと本音で言えば薬害エイズ事件で厚生省課長が問われた刑事責任有罪に反対です。

なるほど、理解しました。ありがとうございます。
お手数おかけいたしまして、申し訳ありません。

ふじたん様
>インフルエンザワクチンは長期的政策として有効か

質問があります。

新型インフルエンザとして長期的に問題になるのは高病原性鳥インフルエンザのヒト親和性の獲得であろうと思います。
現行のワクチン接種は血中抗体価の上昇にしか貢献していないようですが、もしヒトの体内でトリインフルとヒトインフルの融合が起こるとしたらその場は気道上皮だけに限定されるとお考えでしょうか。であるなら現行の血中抗体産生ワクチンの長期的有効性は低いものと見込まなければならず、分泌型抗体産生を促すワクチンへの切り替えを早急に図らなくてはならないでしょう。

高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染は多くの国ですでに起こっていますがパンデミックウイルスへの変異は未報告です。季節性インフルエンザの同時流行が無かったからかも知れませんが詳細は専門家で無いので知らないです。
わが国でもヒトへの感染報告があったと思います。転帰は良好だったようですが血中抗体価の上昇が見られたと報告されたように思います。

わが国では毎年インフルエンザの季節に渡り鳥がトリインフルエンザも運んできていますが、これまで季節性フルと高病原性トリフルとのフュージョンは起こっていません。トリフルに感染したヒトも死亡していなかったと記憶しています。わが国でのこの幸運な結果に現行の血中抗体産生型ワクチンが寄与している可能性はないのでしょうか。

もしいささかともその可能性があるとみるならば、今季にH1N1 2009株の新型ワクチンを広く接種する長期政策的意義が相対的に大きくなると思うのですが。

前々期高齢者様

体内に侵入したウイルスは、まず標的になる宿主細胞の表面にヘマグルチニンによって接着します。A型インフルエンザのヘマグルチニンは、宿主細胞表面のシアル酸(N-アセチルノイラミン酸)残基と接着し、その後宿主の細胞内に取り込まれます。ヘマグルチニンとシアル酸との結合には相性があり、シアル酸に結合したガラクトースの位置が重要な影響を及ぼします。ヒトA型インフルエンザのヘマグルチニンはシアル酸・ガラクトースがα2→6型の時に結合し、トリインフルエンザではα2→3型の時に結合します。ちなみにトリは腸管にこれを持つのでトリインフルエンザは鳥にとって呼吸器の病気ではなく、消化管の病気です。
ただしヒトの中に約10%の割合で上気道上皮にα2→3型を持つ人がいます。この人たちはトリインフルエンザにそのまま罹患します。遺伝ですので家族内発生があって当然です。
気道上皮以外のα2→6型の分布はよくわかっていませんが、肺胞にも持つ人がいるようで、この人たちは発症とほとんど同時に重症肺炎を起こします。肺胞に持つ人の割合は全く知られていませんが、毎年のインフルエンザで発症時から肺炎を起こす人の割合から考えるとα2→3を持つ人よりもずっと少ないでしょう。その他の臓器については全く情報がありません。ちなみに目から入るかのような報道もありましたが涙管を通って気道に入り生着する以外は考えにくい感染ルートです。

ブタはα2→3とα2→6の両方を持つためブタの中で鳥型からヒト型へ変化するのではないかと推測されていますが、確かめた人は誰もいません。そういう実験は生物兵器の開発として規制されると思います。

渡り鳥はインフルエンザの流行に関して関与していません。インフルエンザに罹患した鶏を大量虐殺する意義も私には理解できません。

ここはあなたの私有物じゃないんだから、もっと簡潔にまとめるように。
そんなに書きたいんだったらブログを開設してトラックバック入れなさい。
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 上昌広氏はオピニオンリーダーとして脚光を浴びているようですが、皆さん、どのように思われますか?

 講演の中で、田代眞人氏、尾身茂氏、上田博三氏、医系技官、日本医師会等をしきりに批判していますが、感情的な言動には強い違和感を覚えます。(上氏の信奉者には大いに受けているのかも知れませんが。)

 また「輸入ワクチンが危ない危ないという話も盛んに医系技官からされた」と批判していますが、かつて、上氏自身も、輸入ワクチンの危険性について言及したことがあり、発言に一貫性がありません。(以下のホームページに、ニュースの動画と、その全文が記載されています。)
http://jp.veduchina.com/html/article/200908/65805.shtml

 上氏がこき下ろしている田代眞人氏の解説の方が、国産ワクチンと輸入ワクチンの安全性を冷静に評価をしており、上氏よりも格段に説得力があります。
http://lohasmedical.jp/news/2009/09/15175606.php?page=5

 一回接種化の問題といい、輸入ワクチンの副作用問題といい、結果だけをみると、「上氏を信じてはいけない」というのが実情では?

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