ポリオの会に相談しました。

投稿者: 堀米香奈子 | 投稿日時: 2010年11月17日 15:48

長男が3年前に生ワクチンからポリオを発症した疑いについて、いまさらどうしようというのが正直なところだと、前回書きました。そしてやはり、ポリオの会に問い合わせをしてみることにしました。

ポリオの会のホームページに問い合わせのフォームがあったので、そこに相談を記入して送りました。以下のとおりです。

(ここから)

初めて問い合わせさせていただきます。ロハスメディアの堀米と申します。先だってブログで長男のポリオの疑いについて書かせていただき、小山さんにコメントも頂戴しました。ありがとうございました。

さて、このたび、11月9日放送の「とくダネ!」でインタビューを受けたことをきっかけに、あらためて長男の件で今後の対応等についてご相談できればと考えるに至りました。これまで忙しかったり、子供達が体調を崩したりを理由に先延ばしにしてきてしまいましたが、いずれにしても長男がポリオ(とおぼしき症状)を発症したのはちょうど3年も前にさかのぼります。片足が麻痺状態となりましたが、2日ほどで回復し、かろうじて現在は表立った症状は全く見られません。あれがポリオだったのではと気づいたのはこの夏ですので、いまさら何もできないものと諦めてきてしまいました。今なお、具体的にこれから私は何をすべきか、何ができるか、そして長男に何をさせるべきか、あるいは何をさせるべきでないか、等について、分からないままでおります。

できましたらどんなことでもかまいませんので、アドバイスいただけますと大変助かります。何卒宜しくお願い申し上げます。(ちなみに署名も以前、送らせていただきました。署名活動の1日も早い結実を祈念しております。)

(ここまで)


これに対して、翌日にはさっそく、ポリオの会の小山万里子会長から、メールでアドバイスをいただきました。


(ここから)

私自身は、左足のポリオと言われていましたが、PPS(ポストポリオ症候群、ポリオ後症候群)が出たときに検査して針筋電図を受けたら、右足も少しやられている、と。軽い麻痺というのは、そういうものかと思います。

お子様に、きちんとポリオのマヒが軽度であるがあったということを記録して伝えて下さい。小学校入学時にでも、マヒの程度を確認しておくとよいかもしれません。PPSをご存じの信頼できる医師、大学病院などに受診して。体育の時につらい思いをすることなどないように。

あとは、ポリオでも無事生きていけます。自分の体を知っておくことで、PPSの症状が出たときに不安にかられずに済みます。PPSについての知識だけはお伝え下さい。

(ここまで)


ということで、小学校入学前には一度、しかるべき医療機関で検査をしてもらおうと思います。そして何より大事なのが、記録を残すこと。たしかに、すでに回復している長男に関しては、今すぐに直接何かの治療やケアができるわけではありません。しかし、問題は将来のPPSです。出るかでないかも、時期もその程度も、すべて未知数です。そして万が一というとき、私たち親はすでにこの世にいない可能性も大きいのです。だからこそ、いまのうちから記録を残しておかねばなりません。そしてしかるべきタイミングで本人にも伝えておくべきです。それが発症のときでないことを祈るばかりですが・・・。


のみならず、PPSのことはより多くの人に知っていただきたいと思います。それによってもちろん、不活化ワクチンの導入が推進されることもそうですが、それだけではありません。今後まだ数十年にわたって確実にPPS患者は発生し続けるからです。そうした潜在患者の人々も、知識をもっていればいざというときに必要以上の不安を抱くこともないでしょう。でなければ、壮年期を迎えたある日急に手足が麻痺し始めたとき、おそらくものすごく驚き、うろたえ、違う病気を疑い、原因が分からず苦しむことでしょう。本人が知らなければ、周囲の人が知る由はありません。理解されないことも多いでしょう。


現在、政府の指示で日本でも不活化ワクチン開発が始まっています。数年後には生ワクチンから不活化ワクチンに切り替えられ、国内でポリオに罹患する人はいなくなるはずです(それまでに患者が出続けるのを黙認している政府はやはりどうかしているとしか言いようがありませんが。重ね重ね、不活化ワクチンへの早急な切り替えを求めます)。しかし、切り替えた後もなお、おそらく半世紀はPPSに苦しむ患者さんが出続けます。しかしそれでも、ワクチンが切り替わればその数は徐々に減っていきます。そうなったとき、こんどはいつしか、PPSに対する理解がかえって得にくくなってしまうのではと危惧します。過渡期の今こそ、PPSというものの存在を知ってもらうべきときなのだと、いまさらのように気づいたのでした。

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コメント

かんかん、こんにちは。

私の周りのママ友もかんかんが出たテレビを観ていた方が多く
直接お話を聴きたい!という要望が上がっています。

何人くらい集めて謝礼をいくらくらいお支払いしたら
プチ講演みたいなのをして頂けるかしら?

直接上記のメールアドレスに一度ご連絡頂ければ嬉しいです。
よろしくご検討ください!

コメントありがとうございます。私としても自分の体験を多くの方とシェアし、被害を受ける親御さんを一人でも減らすことができたら、そして同時に、ポストポリオ症候群のことを知っていただき理解を広められたら、と思っています。メールアドレスを頂いたようなので、そちらから連絡させていただきますね。宜しくお願い申し上げます。

ポリオにお詳しい先生にご相談しましたら、「生ワク接種後高熱が出て何日か麻痺が出たというのは、ポリオである。ワクチン接種したお医者様に継続して受診しなさい。または、理解して下さる医師に継続して受診しなさい。症状が悪化したとき、ワクチン被害の証明や、将来PPSが出た時の診断にも重要である」と。
生ワク接種後高熱でマヒが出た時は、何日かして回復したとしてもすぐにウイルス検査を依頼してください。マヒが出る、というのは、ポリオになったということなんです。マヒの状態やどの部分にどういう症状が出たという記録をきちんと取っておいてください。こういう事例が実はかなりあるのではないかと心配しています。

小山さま

さらなるアドバイスをありがとうございました。残念ながら私共の長男は、症状が出た日はかかりつけも休診、そして2日ほどで回復したために安心してしまい、当時は受診しないままに終わってしまいました。アドバイスいただいたとおり、一度はしかるべき医療機関で検査を受けさせようと決めています。また、次男はやはり不活化ワクチンを接種させています。これから接種をお考えの親御さんにはぜひ一度立ち止まって考えていただき、状況がゆるせば不活化ワクチンをお勧めしたいです。またさまざまな考えや事情から通常通り生ワクチン接種でよいとされる方も、その後のお子さんをしっかり観察・記録し、なにか異変があったらすぐに受診なさってくださいね。いずれにしましても、“知らなかったが故の後悔”をされる方がこれ以上出ないことを願ってやみません。

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