続・下妻 |
|
投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年10月26日 23:12 |
前回につづいて、二回目の打ち合わせをしました。
本日は私一人ではなく、所属事務所の総責任者Nさんが内容を詰めることが目的です。
最後に値段の交渉になりました。
先方が、提示した金額を聞いて、
Nさん「それはどこまでの範囲ですか」
先方の説明を聞いて、
Nさん「安いですね」
ポツリと一言。
冷えていく空気の中、
先方の男性5人は、口々にしどろもどろの言い訳。
命知らずと言うべきか、経験と実績に裏打ちされた自信のなせる技なのでしょうか。
Nさんは、吹っかけや儲け根性を剥き出しにするのではなく、媚びるのでもなく、間髪入れず、なぜ安いのか根拠を述べました。
成約しようが、仕事を失うことになろうが、毅然とした態度と覚悟が必要なんだと、仕事の質を維持するために、毎日必死に鍛錬を重ねているのだと、私には響きました。
競争相手は沢山いるのだから、この先どうなるかわかりませんが、テキストで学ぶよりも、ビジネスの正念場ともいえる現場にいた一瞬に学びが大きかったです。
そして自分一人じゃ、とても「仕事」に辿り着かない未熟さを痛感しながら、
下妻から、筑波山の姿が変化するのを溜息混じりに眺めつつ帰ってきました。