ふるさと美術展

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年12月18日 23:16

昨日、水戸の県民文化センターに何としても辿り着きたかったのは、

開催中の「ふるさと美術展」で

ふるさと美術展.JPG


どうしてもお目にかかりたいものがあったから。

それはこちらです↓

奥久慈風景.jpg

新緑の頃』と名づけられた風景画。

リウマチ療友Nさんの作品です。

奥久慈の久慈川の上流風景だそうです。

色づかいの美しさと優しさに胸が鼓動しました。

言葉や音楽と同じように、絵画もまた心を届ける道具なのだと感じました。
伝えられることはほんのわずかで、つたないかもしれないけれど、
もしも心を揺るがすものに出会えたら、それは限りある人生を豊かなものにしてくれます。

亡きお父様のお名前で出展されていたNさんの作品の前で、
きっとお父様と沢山対話されながら、
この作品を描かれたNさんのお気持ちに少しだけ近づけたように感じました。

横で立ち尽くしていた娘が

「こんな絵が、いつか私も描けるようになりたい」

ぼそっと言いました。

もしも、いつか、そんな時がくるなら、
娘は誰と心で対話しながら描くのかなあなんて、
淡い想像をしながら、来てよかったと思いました。

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コメント

心温まるお気持ちが伝って来る様な気が致します。真木さんのお撮りになったNさんのお写真、真木さんの感じられた世界にふと、
学生時代に読んだ、ヘルマンヘッセの詩を思い出しました。

再び春は、嵐に清められた山々から鳶色の小道を下りて来る。
美しい春の近づくところ、愛らしい花と鳥の歌が再び涌き出でる。

再び春は、私の心をも誘惑し、
この優しく花咲いた清らかさの中で、
大地を私の持ちもの、私の愛しい郷里と思わせる。
私は大地の客に過ぎないのに、、、、。


>m,n. 様

心に響く詩をありがとうございました。

絵の中から、小鳥のさえずりが聞こえてきそうな気持ちになりました。

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