薬害防止に臨床研究支援? 検証委員会が第一次提言 コメント欄 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年05月03日 11:27 |
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薬害防止に臨床研究支援? 検証委員会が第一次提言 コメント欄 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年05月03日 11:27 |
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コメント
>川口さま
確かに一面の見方では「利権作り」ということもできるのかもしれませんが、
前の方で引用されているように、薬の適応外使用が横行している現状について、薬害肝炎でも少なからず適応外使用により感染した方がいらしたことから、被害者サイドの人は禁止したいようなニュアンスであったのに対し、医療関係者から適応外使用も意味があるものも多いので、一律に禁止されるべきものではないという感じのやりとりがあり、これが伏線になっているのではないでしょうか。
本来は、こうした適応外使用のものは堂々と適応に加えて使うことが望ましいわけですが、メーカーは適応外使用でも売れるから適応追加しようというインセンティブが働きにくいので、適応追加のためには、医療関係者自ら治験や臨床研究を行ってエビデンスを出していく必要があり、そのための支援体制を整備すべしという意味を持った意見なんでしょう。
この基金から本当に臨床研究に支出するとして、薬害に関して不正を指摘された構成員のいる官庁からの出向者が関与していては、その利害関係が問題になります。研究機関側で利害相反委員会の審査に引っかかってしまうでしょう。…問題とならないような研究機関にあっても、中長期的に時限爆弾を抱え込むような覚悟が必要です。
基金側の目から見て、もし自分たちの利害に合致した研究に研究費を支出したとなると受け取った側は研究の正確性に大きな疑問符を付けられることになりますし、相反した研究に対して支出したとなると、今度は背任です。
使う気がないと見られても仕方がありません。
その運用と支出については、国会や会計検査員、行政管理局等での厳正な事前審理と事後の監査が必要でしょう。
たとえいくら臨床研究費が付いたとしても
適応外使用のものが全て速やかに添付文書に反映される状態を想像できません。
イチかバチかに賭けたい患者・家族の利益は相当阻害されるだろうなあと思います。
もう少し丁寧に議論した方がよさそうです。
>イチかバチかに賭けたい患者・家族の利益は相当阻害されるだろうなあと
>思います。
>もう少し丁寧に議論した方がよさそうです。
本筋とは離れます。
「イチかバチか」という姿勢が薬害を生むのだと思います。リスクが高い治療法に賭け、結果が悪ければ「薬害」だと批判してきたのが患者・家族なのではないでしょうか。
「薬害イレッサ」という様に、イレッサのような薬まで薬害に仕立ててしまった国民ですから、結果次第で国に文句を付ける姿は容易に想像できます
薬害をゼロにするためには「イチかバチか」は避けるべきだと思うのです。
>しま様
言わんとすることは分かります。
でもまあ、賭けたい人がいて、医療医学は進歩してきたというのも事実なわけで。
>でもまあ、賭けたい人がいて、医療医学は
>進歩してきたというのも事実なわけで。
それは同感ですし、賭けたいと言う気持ちに難癖を付けるわけではありません
ただ、賭けるのであればご自身でリスクを引き受けるべきだと思うのです
イレッサの早期承認を訴えて、結果が悪ければ薬害と批判するのは
いくらなんでも……、と思います
薬害ゼロというのは無理な話だと思うのですね
必要なのは、どの程度のリスクを許容するのかという議論だと思うのです
もっとも、これは官僚にはできないことなのでしょうが
>しま様
>もっとも、これは官僚にはできないことなのでしょうが
なぜ官僚にはできないのかわかりません。また、それ以前の問題として官僚にはできなくて誰ならできるのかもわからないですね。
「官僚にはできない」とおっしゃる根拠をここで教えていただきたいものです。
>前々期高齢者さん
>「官僚にはできない」とおっしゃる根拠をここで教えていただきたいものです。
薬害に対し「どの程度のリスクを許容する」と厚労省が発表したとたん
・死者を出す事が前提の政策などまかり成らん
・薬害を撲滅する責任が厚労省にはあるのではないか
・薬害を出した責任を厚労省は忘れているのか
と言う批判が世論やマスコミから巻き起こることは目に見えているので、
官僚にはできないのだと思いました。
国民の働きかけが必要だと思います。
横からすみません。
適応外使用については、私も最近、興味を持ちました(以前、ブログでも書かせていただきました⇒エントリー「適応外使用はいけないこと?」)。
そういう立場で考えると、一番の問題は「適応外使用とは何であるか」「現状では法的にNGではないのか」「認めるメリットとデメリットは何か」といったことに関して、国民はほとんどわかっていないだろうということです。「適応外使用」という言葉さえ知らないのでは、と思います。
適応外使用という言葉の響きは、素人からすると「イレギュラーであり、本来あるべきでない」といった負のニュアンスを感じてしまいがちです。確かに、適応外使用によって薬害が広がったことも事実ですが、一方、そのメリットや、適応外使用を例えば今ここで急に禁じれば困る人が大勢出てくる、といったことについては、ほとんどアナウンスされていません(しているのかもしれませんが、国民の耳には入ってきません)。
その状況のまま議論を進めれば、たとえば適応外使用が一律に禁じられてしまったあとで、「え、ちょっと待ってよ、今まで使ってた薬が使えないなんて、寝耳に水。適応外使用を禁じるって、そういうことなの?」などと、多くの国民にとって想定外の事態とならないともかぎりません。
まして、国民がそうした現状を理解するステップを経ずに、いきなり厚労省が、薬害に対し「どの程度のリスクを許容する」などという話を国民に持ち出せば、当然、反発しか出てこないと思います。
ということで、適応外使用についていえば、まずは国民の間に現状についての正しい理解を広めるのが先かな、と思う次第です。現状では必ずしも違法というわけでないこと、メリット・デメリットの両方、等を理解すれば、賛否両論が出てきてきちんとした国民的議論ができそうに思うのですが・・・。
>しま様
>国民の働きかけが必要だと思います。
官僚も国民の一人である以上社会人として自覚を持って責任ある行動を取るべきでしょう。国民が働きかけてくれないと自分のなすべき仕事もできないなど、虫のよすぎる言い訳としか思えません。