「まず助産所の嘱託医との連携を」-スーパー総合、助産所からの搬送ケース コメント欄

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年08月02日 14:20

 助産所での分娩を希望する妊婦がいる一方で、医師がいない助産所での分娩は一定のリスクを抱えることにもなる。都のスーパー総合周産期センターでの受け入れが必要になったケースでも、助産所からの搬送があった。(熊田梨恵)

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コメント

>助産所には嘱託産科医と嘱託医療機関との連携が義務付けられている。

この記述は正確ではありません。
医療法第十九条には「助産所の開設者は、厚生労働省令で定めるところにより、嘱託する医師及び病院又は診療所を定めておかなければならない。」とありますが、省令(同法施行規則)第十五条の二では「分娩を取り扱う助産所の開設者は、分娩時等の異常に対応するため、法第十九条 の規定に基づき、病院又は診療所において産科又は産婦人科を担当する医師を嘱託医師として定めておかなければならない。」とされています。すなわち、嘱託医設置が義務づけられているのは「分娩を取り扱う助産所」であり「助産所」ではないのです。

つい最近、本人自宅を名目上の助産所にして嘱託医を確保していない出張専門の助産師(昭和三二年一〇月三一日医第二八〇四号通知)が、異常分娩の搬送先確保に手間取ったケースがありました。

某保健所医師様

ご指摘ありがとうございます。

>つい最近、本人自宅を名目上の助産所にして嘱託医を確保していない出張専門の助産師(昭和三二年一〇月三一日医第二八〇四号通知)が、異常分娩の搬送先確保に手間取ったケースがありました。

このお話、ぜひもっとお伺いしたいと思いました次第です。

はじめまして。
2003年に助産所で分娩、子どもをその場で亡くした母親です。
その後、『助産院は安全?』というブログを開設しました。

嘱託医をなんとか得ても、医療に対して後ろ向きな姿勢(思考)の助産所も多くあるとおもいます。
病院での出産は人工的なお産でよくないということや、助産院や自宅出産を推奨したいがために、病院を批判しているところや書籍はいまだに多くあります。

私のブログでも紹介させて頂きました。
助産院や自宅出産を考えられている方が、美化された話だけで産む場所を選ばれないように祈っています。

琴子の母様

コメントと拙記事のご紹介、誠にありがとうございました。
拝読させて頂きまして、私自身が大変勉強になりました。
(琴子の母様のブログのコメント欄に記入しようとしたら
なぜかうまくいかないので、こちらに書かせて頂きますね)

現場の方のお話を聞くにつれ、医療機関も助産所も
頑張っておられるところは本当に尽力されておられますが、
一方残念ながらそうでないところもある…。
(ない方がいいには違いありませんが)一定はそういうところが出てきてしまうなら
「情報開示」に尽きるのだろうと思う最近です。

私自身もそのためにできることをやっていきたいと思いますし、
医療側からの努力、国民側からの要望も必要なんだなと思います。

本当にありがとうございました。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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