国立大学医学部長会議が自・民・公に要請書 コメント欄

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年08月24日 15:24

 全国42の国立大学医学部首脳でつくる国立大学医学部長会議が常置委員会名で21日、自民、民主、公明の3党に要望書を出した。医師数増、国立大学医学部定員増、医学部教職員増、大学設置基準見直しと高等教育費増、大学病院の借入金解消などを要望している。(川口恭)

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コメント

>4)国立大学全体で1兆30億円ある大学病院の借入金解消
無駄な公共事業を1兆3000億円縮減するということなので、それを使えば一挙に解決できそうですね。
全額使う訳にはいかないので、例えば年1000億円投入すれば、利子分含めても15年くらいで返せるんじゃないですかね。
ただ金を出すだけでは納税者が納得しないといけないので、例えば医学部の授業料を年400万円上げて(学生が2万5000人いるとすれば1000億になります。)、奨学金として貸し付けて、卒業後僻地、救急、基礎医学などの分野に一定期間勤めれば返済免除する形にすれば良いのでは。

>例えば医学部の授業料を年400万円上げて(学生が2万5000人いるとすれば1000億になります。)、奨学金として貸し付けて、卒業後僻地、救急、基礎医学などの分野に一定期間勤めれば返済免除する形にすれば良いのでは。

医師不足解消と言う点で、これは一つの解決策となりうると以前から考えていました。ただ、実際に授業料を引き上げようとすると、親の裕福さの格差が、医学生の人生をある程度規定してしまうと言う問題が生じます。簡単に言えば、全国の人気病院での高水準の研修は、国立・私立を問わず裕福な家庭に生まれたものだけに許された特権となり得ると言うことです。

しかし、この授業料アップに特待生制度を組み合わせるとこの問題は幾分解決に向かうはずです。各学年の例えば上位2-3割以内に入っていたら授業料の減免対象とすると言う方法です。更に成績に応じて段階的に減免措置を講ずれば、自ずと医学生同士に競争意識が働きますから、馬鹿みたいに部活ばかりやっているような医学生生活は過去のものとなることでしょう。この方策は、今後の医学部定員増による入学時点の偏差値低下による医師の学業水準低下の懸念を凌駕するだけの効果があると思います。

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