診療報酬ネットで3%増、医療クラーク10万人増を―医療費議連、決議文を明日幹事長に提出へ

投稿者: 熊田梨恵 | 投稿日時: 2009年12月03日 21:26

 民主党の国会議員160人から成る「適切な医療費を考える議員連盟(桜井充会長・参院議員)」は2日、2010年度診療報酬改定で「ネットでプラス3%以上」の改定を求める決議文を、明日にも幹事長室に提出することを決めた。補助金で医療クラークを10万人雇えるようにすることや、「事業仕分け」の対象になった「医師等人材確保対策の推進事業」の予算の倍増、漢方薬の保険適用の継続も求める。(熊田梨恵)

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コメント

 いくら何でも、クラークの人件費が安すぎます。

中村利仁様

公務員における人件費
医師 900万円(大学650万円)
看護師 700万円(大学500万円)
クラーク 400万円(大学400万円)

これが相場です。(医師は初期研修終了後、大学は助教です)
クラークは外注時には見積もり300万円前後本人手取り180万円前後となります。
クラークは専門知識なしの中卒以上で計算されていますので民間企業からみるとかなりの高給になります。

でもそんなことを言いたかったのではなく、メディカルクラークが必要な医療制度がおかしいとは思いませんか?
医師=Doctor=述べる人・教える人
なので、診断と指導が最も重要です。言い換えれば診療報酬の中で最も高いのは診断書、次に患者と家族への病状説明、そして初診料となるべきだと思います。そしてこれらを保険で全額給付として、医療技術を保険7割給付(3割負担)、医薬品・医療材料を保険5割給付(5割負担)とすれば、かなり良い線に落ち着くと思います。

 2000億円で10万人の人件費となると、年間200万円です。これを半年分として残り半分は病院の経営努力でとなっていますが、であれば、4000億円で10万人とするのがすっきりします。

複雑な医療制度を作って、医療と直接関係ない(?)人々をどんどん医療費で雇用するようになって、何かおかしい。手当てをすべきなのは実際に患者さんとかかわる医療者の技術料を正当に評価することだと思います。診療報酬制度を2年ごとに行うべきではなく、医師の雑用が問題ならば雑用を減らすべきです。

ふじたん様

>メディカルクラークが必要な医療制度がおかしいとは思いませんか?
>医師の雑用が問題ならば雑用を減らすべきです。

この二つの文章の解釈は難解そのものです。
わたしには「矛盾」に見えます。

>>メディカルクラークが必要な医療制度がおかしいとは思いませんか?
>>医師の雑用が問題ならば雑用を減らすべきです。

>この二つの文章の解釈は難解そのものです。

 まあ、要するに厚労省の指示で増えた下らない書類や会議を減らせと、あるいは保険会社の書類を統一フォーマット化して簡略化するように指示しろ言う御主張かと。その意味では全く同意です。

>厚労省の指示で増えた下らない書類や会議を減らせ
>保険会社の書類を統一フォーマット化して簡略化するように指示しろ

そんなに勤務医の負担って軽いんですか?また保険会社のフォーマット簡略化は有難いですが、ふじたん様の主張はそれとは逆の印象があります。医師の書く診断に価値を持たせるってことですから。

ところで「厚労省の指示で増えた」って具体的には何ですか?
リスクマネージメントの会議と書類は避けて通れないでしょうし、
感染対策会議も避けて通れないでしょうし
病院運営会議も避けて通れないでしょうし、
手術場会議も避けて通れないでしょうし、
教育改革会議も避けて通れないでしょうし、

そしてこれらは厚生省の指示とは無関係な気もするし。。。
うーん・・・

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