大学病院は限界 コメント欄 |
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投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年12月07日 11:58 |
先月27日の中央社会保険医療協議会(中医協)で嘉山孝正委員(山形大学医学部長)がこんなプレゼンテーションをしたそうだ。大学病院の実態が分かるという点と並んで、特定機能病院を独立行政法人化する前に気をつけておかないといけない点も見え、内閣府の検証チームと厚生労働省との間でつばぜり合いが行われているナショナルセンターの問題にも通じるものがあり、興味深いのでご紹介する。(川口恭)
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コメント
これまでになく大学病院の全体像をきちんと描いたプレゼンテーションだと思います。
政治家や官僚がこれを見てどう考えるのかが問われているのであろうと思います。
しかしながら、最終的には健康な国民が、やはり大学病院の医療なんて要らないと言えばそれまでのことです。
>しかしながら、最終的には健康な国民が、やはり大学病院の医療なんて要らないと言えばそれまでのことです。
正直なところ、この選択は有りだと思っています。コストをかけなければ良い医療が手に入らないというのは当たり前の話ですので、コストをかける気がないというのであれば、質を下げるのは当然の選択でしょう。
結局のところ、今の医療崩壊とは何なのか?
消費者の安売り圧力・店舗誘致圧力に負けて、激安で高級商品を販売し、不採算箇所にも開店という展開をしてきたコンビニが、価格破壊に耐えかねて倒産寸前・・・と言うことです。
あとは結局価格を上げるか、商品の質を下げるか、店舗を減らすしかないんですよ。もう間に合わないとは思いますが。
おっしゃるとおりですね。
たとえ一部あるいは全部の大学病院がなくなっても、医学生教育は大学病院の勤務医と一緒に市中病院に移動させることができます。…何でもアメリカ型がよいとは思いませんが、少なくともcommon diseaseの教育にはその方が便利がよいです。
高度先進医療も、大学が直接運営する病院でなければ提供できないという医療上の理由はありません。問題は厚労省と文科省が後生大事に抱え込んでいる規制制約だけです。
>しかしながら、最終的には健康な国民が、やはり大学病院の医療なんて要らないと言えばそれまでのことです。
国民を無知な状態のまま放置してきたのは、官僚と医療に関わる当事者なのではないでしょうか。
医療に関する率直で信頼できる情報の流布無しに、国民に高い意識を求めるのは、やや道理から外れるのではないでしょうか?
>国民を無知な状態のまま放置してきた
教育は文科省の責任であり、学ぶのは国民自身の責任です。
>教育は文科省の責任
子供の教育は親の義務(憲法26条2)
自分の子供の躾けを他に任せるようになって、この国が狂いはじめたと私は思っているけれど???
前々期高齢者にもなって、”親の顔が見たい”と言われる御気分は如何?
躾は親の責任、教育は国の責任。
その歳で躾と教育の区別を学んでいないのはたぶん大人であるご本人自身の責任でしょう。
>国民を無知な状態のまま放置してきたのは、官僚と医療に関わる当事者なのではないでしょうか。
>医療に関する率直で信頼できる情報の流布無しに、国民に高い意識を求めるのは、やや道理から外れるのではないでしょうか?
現在これだけ医療崩壊が伝えられている中で、いまだに「おらが町にも巨大総合病院を」とか宣われる方々はいっぱいいます。
↓実例
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091204-00000090-mailo-l05
現在の診療報酬では医療は成り立たないと、さんざん言っているのに撤退しようとしている公的病院に「金は出さない。医療は残せ。経営はお前らが何とかしろ」とおっしゃる方もいっぱいいます。
↓実例
http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20091208d
単に聞く耳持ってないだけじゃないですか?
>田中宏慶さん
急性虫垂炎の手術代総額(入院費も含む)は日本が約37万。これは物価が1/10のベトナムと同額でニューヨークの1/7です。
渡航移植で億単位の募金が集まる心臓移植は日本では半年の入院でたったの310万です(自己負担金は51万円)。
こんなデータ、もう5年以上前から出てますよ。
調べる気になればあちこちにアップされてますし、報道されたことも1~2回の話じゃありません。
で、お聞きしたいのですが、消費税を上げるなりなんなりで、国民負担を上げてでも今の医療の「質」を維持したいですか?それとも質かアクセスを下げる(病院にかかるための距離・時間が延びる、または受診制限)のに同意しますか?
↑あとから見て気づきました
心臓移植の費用は1310万です。
先人が言うように、所詮、国民の程度を超える政府は存在しません。
政治家はこれを超えないようにしなければなりません。それができずに夢を見れば次の選挙で負けま。これを読み間違って医療崩壊を招けば、やはり次の選挙で負けるでしょう。
最終決定権は国民にあり、国民自身が自らの努力で学ばぬ限り、よい政治は得られません。
ただし、健康な国民にとっては医療よりも大切なものがたくさんあります。いつもいつも知っていたからどうなるというものでもありません。