山本孝史参院議員インタビュー
山本孝史参院議員
――ロハス・メディカル8月号誌上で鈴木寛参院議員が、がん対策基本法に関して「途中、今国会での成立が危ぶまれましたが、民主党の山本孝史議員が5月22日の参議院本会議で自らがん患者であると告白し、同法の速やかな成立を訴えたことが流れを変えました」と書いています。
本日は、どういった経緯で告白するに至ったのか教えていただきたいと思って参りました。まず、がんが分かったのはいつのことですか。
私はもともと色々な病気持ちでして、昨年の12月末に地元の大阪でちょっと検査を受けてみたんです。そうしたら腫瘍マーカーの値が高いからと精密検査を勧められ、それで分かりました。
――定期的な検査だったのですか。
いえ、偶然です。定期的な健康診断は毎年4月に国会の医務室で受けています。昨年4月の時点では何も異常は見つかりませんでした。年末も特に自覚症状はありませんでした。
――診断を聴かされた時、どんなことを考えましたか。
不思議と冷静でした。レントゲン写真を見たら、素人でも分かる影がありまして、来るものが来たか、覚悟せざるを得ないな、そんなことを考えました。自分にできることは、とにかく治療を受けることだよね、と。
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