周産期・救急懇談会5
「問題が大きいのは現場の個人ではなく病院としての施設の管理のありかたの方。個人と病院運営と分けて書くべきだ」
舛添
「大熊由紀子は委員じゃないけれど、大熊由紀子がこの場にいたら、国民に対して情報発信というのが書いてないと言うと思う」
海野
「厚労省がこれを書いたとして読むと、現場の声を聞いてくださるということでないか」
舛添
「それがダメ。役人の浅薄さだ。国民に声が届いてなければ、いくら役人に届いたって政策なんか実現しない。私が選挙で落ちちゃうんだから」
藤村
「この文章はマズい。最近の医療現場の状況をちゃんと認識しているのかという話に絶対になる」
岡井
「患者さんを前にしたら、いかなる状況でも最前を尽くすというのが前提でないか」
藤村
「それを許さないまでに現場が壊れてきているということだ。それぞれ関係者皆に一定の責任はあるんだろうが、しかし、こんな文章を出したら異様な反発を食らうことは間違いない」
舛添
「二階大臣発言と同じことになっちゃうということ」
岡井
「では、ここの所は書かないようにする。国民の協力のところはよろしいか」
海野
「ここだけじゃないが、研究班等において詳細を決めることになっているものが7ヵ所もある。1つだけは平成20年度末までと期限が切ってあるが、ほかの6項目は早急にとしか書いてない。具体的にどの研究班でいつまでにどうするのか書けるものは書いておくべきでないか。そのプロセスが見えないと、とてもじゃないが国民の安心にはつながらないと思う」
岡井
「20年度末というのは、そのつもりで、それ以外の『早急に』はハッキリ書けない段階なんだと思うが」
三浦
「研究班を設けて検討していただこうと考えている。ただメンバーの先生方というのは一定の数であり、あまり一気に負荷をかけて短期間に結論を出してくださいというのも何だと思って、このように書いた。いったん引き取らせていただいて再構築する」
岡井
「順序を整理して、プランがしかりしたものだけ載せておく。約束できないことを書いても実行力がどうなんだとなってしまう」
海野
「関係者間の連携はありがたい話だが、都道府県レベルで進めるような提言になっているはず。むしろ前倒しで厚労省から都道府県に対して連携を進めるよう通知を出してもらえないか」
岡井
「国から都道府県に要請するということになっている」
海野
「研究班の検討が終わらないと要請しないというのではなく、もっと早くした方がいい。平成20年度末で通知されるというが、大事なことについてどんどん遅くなることを心配している。現場でできることはどんどん進めるように、と通知していただけないか」
岡井
「盛りこめるようにする」