周産期・救急懇談会5
まず報告書案。最終日の予定(という話だった)だが、阿真委員が「急遽」欠席。報告書案(上を参照のこと)について事務局が説明。
三浦・指導課長
「事前にお送りすると言っていたが、事務局の不手際で事前にお送りできず、この場が初お目見えになってしまった」
この後で登場した舛添大臣が明かしたところによると、実は岡井座長と厚労省の担当者とで昨晩徹夜したらしい。これだけ歯に衣着せぬ委員が揃った中、事前の調整なしに、大丈夫かなあと思ったら
舛添
「私もつい先ほど1時間ほど前に初めて読ませていただいた。よく読んでいただいて、そうは言いながらも色んないいことが書いてある。たとえば6ページの(2)、こういうことはすぐにでも始めていきたい。消防庁ともやっていきたい。やれることは、たちどころにやりたい。そうはいっても、今日は時間が限られているし、一気に結論は出ないと思うから、年内を目途と言ってきたけれど、もし様々な議論が出るようなら、メールなどでやりとりして年明けにもう1回やってもと思う。その可能性を持って議論いただきたい。というのが国会も1月5日から始まるんで、今日で無理に決めてフラストレーションを残すより、年内を目途と言ってきたけれど、その辺りはフレキシブルにやりたい。この懇談会を全国民が注視しているので、ぜひ皆さんのできるだけ多くの意見をいただきたい、そういう観点からの議事進行をお願いしたい」
ということで事実上結論が先送りされた。
阿真委員が欠席したことで、「国民も認めた」形にならなくなったということだろうか。(ちなみにCBニュースで阿真委員がインタビューを受けていて、 なかなかに興味深いことを話している。)
このため議論に遠慮がなくなり、結局半分以上積み残して「あとはメールで集約して、来年早々にもう1回やって、場合によったら次の週にもう1回」となった。既に大枠が決まったかのようなマスコミ報道もされているが、それは上の阿真委員のインタビューを見ても分かるように大いにミスリードだ。ちなみに臨床研修検討会に関しても、現場で話されていたこととマスコミ報道との間に乖離がある。
リアルタイムで彼らのウソを明らかにすることができず無念の極みだが、ようやく、このブログにも時間を割けるようになったので少しずつ負債解消といきたい。