臨床研修検討会6その2
嘉山
「外科は一般とは消化器外科か。内科と同じように臓器別になっている」
厚労省
「一般とは消化器外科と思っているが、そこは定めず外科系であれば」
武藤
「外科学会は二階建てになっている。ジェネラルとスペシャルと。ただ症例数は消化器が多い。脳外科は入ってない。全く別だから。それに則ってやればいいのでないか」
吉村
「何がジェネラルかというような議論は紛糾するからやめた方がいいのでないか」
嘉山
「脳外科のことを言うと我田引水と思われるから言いたくはないのだが、現場が混乱するといけないから。救急で来る重症者は脳外科分野が一番多い。初期研修でいる時に救急車で運ばれてくるので一番多いのが脳卒中。内科と外科があるが緊急性のあるものは手術になるんで、ここはあまりリジッドにしてほしくない。消化器外科に限ると言われてしまうと現場が混乱する」
高久
「本来なら内科も外科も総合。地域枠の一層の拡大なら有効に(聴き取れず)」
永井
「今嘉山先生ご指摘のとおり救命救急センターでは脳外科の先生が非常に活躍している。救急3カ月以上ということで、そこで脳卒中をOJTしてもらうという趣旨だと思うので、そこで脳外科の先生に指導いただければいいのでないか。何のための制度の改革かというと間違いなく国民の理解を得るためであり、であれば余計に病床数にこだわるのではなくて、研修医の評価、ちゃんとした研修医ができたか、しっかりしたプログラムを作っているかという評価をむしろしっかりやった方が説明責任を果たすことになるだろう。医師の満足度が高い育成ではなく、国民の満足度が高い医師の育成をすべきだろう」
吉村
「初期研修だけの評価に留まらずに後期研修につながるような評価をしてほしい。それから診療所と書いてある診療所とは開業の先生のことか、どちらでもいいのか」
能勢
「大学の診療科で総合内科というと何のことだと議論が始まる。決めてもとても無理だろう。外科も同じ」
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