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中医協・DPC評価分科会―09年度第3回

4.調整係数の廃止に伴う新たな機能評価係数等の検討
 「新たな機能評価係数」の候補に残っている項目のうち、「DPCにおいてのみ評価を検討する項目」についてさらに絞り込むため、厚労省は「各項目の評価指標についての集計の例」を示し、意見を求めた。

 これまでの議論で候補に残っている項目は、「DPCデータを用いて分析が可能」「一部分析が可能」「既存の制度との整合性が必要」の3段階に分けられている。

 このうち、「DPCデータを用いて分析が可能」は、▽DPC病院として正確なデータを提出していることの評価 ▽効率化に対する評価 ▽複雑性指数による評価 ▽診断群分類のカバー率による評価 ▽高度医療指数 ▽救急・小児救急医療の実施状況及び救急における精神科医療への対応状況による評価  ▽患者の年齢構成による評価―の7項目。

 「一部分析が可能」は、▽診療ガイドラインを考慮した診療体制確保の評価 ▽医療計画で定める事業等について、地域での実施状況による評価 ▽医師、看護師、薬剤師等の人員配置(チーム医療)による評価 ▽医療の質に係るデータを公開していることの評価―の4項目。

 「既存の制度との整合性等が必要」は、▽副傷病による評価 ▽ がん診療連携拠点病院の評価―の2項目。同日の議論では、「がん診療連携拠点病院の評価」を除くことで合意した。「副傷病による評価」については、賛否両論があった。

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