自民幹事長「医療費抑制は無理。税でしっかり」
幹事長応接室を後にした一行はその足で保利耕輔・政調会長、園田博之政調会長代理を訪問、同様に提言を手渡した。
梶原氏は「特定の厚労省の役人とそれに連なった一部の専門家が牛耳っている医療を患者・国民の手に奪還したい。抜本的医療改革をマニフェストに盛り込んでほしい」と述べたが、保利氏は「政権公約づくりは園田さんを中心に検討を始めたところで、選挙直前にならないと公表できない。水面下では動いている」とだけ述べて言質を与えなかった。
なおも梶原氏が「要するに脱霞が関。私も役人をやってきて大いに反省している。患者と現場を重視した仕組みに変えていくことが大事だ」と食い下がったのに対しては、園田氏が「なるべくご趣旨を生かしてやりたい」と引き取った。